●年内の仕事を片付けられずにがっくり。物語に飢える。そこで、呪術性を求めることにした。
●マルティヌーのピアノ協奏曲第4番「呪文」を聴く(このCDに収録。リンク先のamazonには書いてないけど入っている)。すばらしく眩暈感があって満喫。マルティヌーはワタシにとってはヤナーチェク以上に「異質であること」が魅力な音楽で、わけのわからん語法で書かれた懐かしい音楽って気がする。
●小野正嗣の「にぎやかな湾に背負われた船」を読んだ。くらくらするほど傑作。海辺の集落を舞台に、数代に渡って町に蓄積された記憶の物語であり、都市が捨て去った日本版魔術的リアリズムのなかの日常の物語。三島由紀夫賞受賞をうたった帯に筒井康隆の推薦文があるが(ガルシア=マルケス+中上健次)、これを読まなくてもどうしたってガルシア=マルケスを思い起こす。お正月、田舎に帰省する人にオススメ(笑)。(12/28)