July 06, 2004

マイスターと忠実な徒弟たち、新チャンピオンはギリシャ@ユーロ2004

レーハーゲルは監督業のマイスターだ●試合前、あらゆるドラマが開催国の優勝という、もっとも劇的でハッピーな瞬間へと向かっていたように見えた。これでポルトガルが優勝しなくてどうする。フィーゴ、ルイ・コスタら黄金世代の最後の大会、しかも開催国、チャンピオンズ・リーグのポルト優勝に続く偉業「ポルトガル・フットボール・イヤー2004」……。でもダメだった。サッカーに予定調和はない。楽しくて美しいサッカーは散った。

ポルトガル 0-1 ギリシャ

●新欧州チャンピオンのギリシャは、これまでユーロでもワールドカップでも一度も本大会で勝利がない。誰一人ギリシャの優勝なんて予想できなかっただろう。ギリシャを率いるのは大ベテランのドイツ人レーハーゲル。奥寺さんブレーメン在籍時代の名監督で、ワタシはこの人がまだ現役だとは知らなかった。で、レーハーゲルは20年位前のサッカーを今でもやっている。参加国中唯一、マンマークの守備を敷く。マーカー+ひとり長身のデラスをあまらせる。攻撃はシンプルで、サイドからクロスボールをしつこく何度でも入れる。まいったね、こりゃ。モダン・サッカー、くそくらえみたいな古典派である。偉大なドイツ人マイスターが教えてくれたのはこういうことだ。「サッカーはスタイルで勝ち負けが決まるのではない」。優れたものはいつの時代でも(それを極めさえすれば)優れている。
●「いま世界で勝つためには×××が必要」みたいなキーワードを呪文のように繰り返してきた人たちは、どうすりゃいいのさ。現にギリシャが勝っちゃったんだから。レーハーゲルなんて、下手したらこのままドイツ代表監督に呼ばれちゃう。
●ギリシャは優勝に値するチームだった……そりゃ優勝したんだから。楽しさ、美しさはない。規律と根性、情熱がある。ギリシャこそ現代の「ドイツ」だ(涙)。

Posted by iio at July 6, 2004 12:30 AM | TrackBack (3)

What's New! Archives
April 2008
March 2008
February 2008
January 2008
December 2007
November 2007
October 2007
September 2007
August 2007
July 2007
June 2007
May 2007
April 2007
March 2007
February 2007
January 2007
December 2006
November 2006
October 2006
September 2006
August 2006
July 2006
June 2006
May 2006
April 2006
March 2006
February 2006
January 2006
December 2005
November 2005
October 2005
September 2005
August 2005
July 2005
June 2005
May 2005
April 2005
March 2005
February 2005
January 2005
December 2004
November 2004
October 2004
September 2004
August 2004
July 2004
June 2004
May 2004
April 2004
March 2004
February 2004
January 2004
December 2003
November 2003
October 2003
September 2003
August 2003
July 2003
June 2003
May 2003
April 2003
March 2003
February 2003
January 2003
December 2002
November 2002
October 2002
September 2002
August 2002
July 2002
June 2002
May 2002
April 2002
March 2002
February 2002
January 2002
July 2001