October 14, 2004

やれやれ、無事W杯一次予選通過したよっ! オマーンvsニッポン

オマーンは若いからまだまだ強くなりそう●敵地でのオマーン戦だったのだが、この日の勝ち抜け条件は「勝つか引き分ける」。一方で、2点差以上で負けると、事実上、ニッポンは一次予選にして早くもドイツ大会への道を閉ざされるという恐るべき現実。ジーコが何ヶ月も前に「一次予選は一ヶ国しか勝ち抜けないから大変なんだ」と言ってたっけ。1点差の負けの場合は、次のシンガポール戦も含めての総得失点差の争いになって、そうなっていたらどうなるかはまったくわからない。
●陣形は3-5-2。GK:川口-DF:宮本、田中誠、中澤、MF:福西、小野、左:アレックス、右:加地、トップ下:中村俊輔-FW:鈴木タカ、高原。序盤から圧倒的に攻め込まれるのだが、ニッポンはクリアはセーフティ・ファースト、中盤でボールを持ちすぎない、迷ったら前線に蹴り入れるといった具合に、失点しないための現実的な戦法。アジア・カップの続編を見ているようで、改めて今の代表は大人の戦い方ができるんだなあと感心。ただ、オマーンのアタッカーたちにスペースを与えすぎていたので、前半はうまくいっていたとは思えない。
●後半、俊輔の見事なクロスから鈴木タカが頭で決めてくれて、ようやく安心。これでもし1失点しても無問題。今日は高原がなにをどう蹴ってもゴールできない日。あと、田中誠が川口の後ろでゴール・ライン上に入って失点を防いだ場面がすごかった。「可能性は低いけど、もしかしたら来るかもしれない」からあそこでディフェンダーはいつもゴールに入ってカバーするわけだが、その「もしかしたら」がこういう場面で来るんだから、サッカーはマジメにやらんといかんのだなあ……。1-0で完勝。
●鈴木通訳の退場シーンも味わい深くて、あれはワタシの解釈では、主審が近づいてきたときに「ジーコが退席させられたらヤバい」と感じた鈴木通訳が、わざと前に残って自分が身代わりとなって退席処分をくらったことになっている。主審だって、ジーコにはカード出したくないだろう。田中誠と同じく、鈴木通訳は体を張った。
●しかし一次予選から大変だよなあ、W杯は。オマーン、バーレーン、ヨルダン、中国といったこれまでアジアの第二グループだった国が力をつけてきたので、「一次予選は勝って当然」なんて言ってられなくなった。

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 やった。  勝った。  守備的試合運び。  立ち上がりちょっと危ないシーンもあ 続きを読む

アウェイでのオマーン戦! やってくれまし 続きを読む

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