July 25, 2006

音楽の旅人 ある日本人指揮者の軌跡

●雨、止まんっすね。このまま来年の6月まで梅雨だったらヤだなー。無間梅雨。
小澤征爾 評伝●「音楽の旅人―ある日本人指揮者の軌跡」(山田治生著/アルファベータ)を読んでいる。えっと、この書名と表紙ではなんの本だかわからないかもしれない。これは小澤征爾の評伝である。大人の事情で小澤のオの字もないが、中身はごくストレートに評伝。
●で、評伝なのでその生い立ちを時系列に辿って、今ボストン響音楽監督時代。やっぱりエピソードとしてはヨーロッパに渡った直後あたりが一番おもしろい。だってスクーターといっしょに貨物船に乗ってパリを目指すんすよ。なんにもパリで待ってないのに。ここから快進撃へと至るスピードが凄まじい。

59年 貨物船で欧州へ。ギター担いでスクーターに乗ってる無名の日本人。
60年 ブザンソンで指揮者コンクールのことを知って出場したら優勝。
61年 ニューヨーク・フィル副指揮者に決定。
62年 N響事件。ラトヴィア音楽祭で成功、翌年からの音楽監督就任決定。
65年 トロント交響楽団音楽監督就任
70年 サンフランシスコ交響楽団音楽監督就任。
73年 ボストン交響楽団音楽監督就任。

 ありえんでしょ、この猛烈なスピード感は。サンフランシスコ響就任時点でまだ35歳、ボストン響で38歳。こんな人、いないっすよ、今。千秋真一だってここまでやらんだろうっての(あ、「のだめ」の登場人物です、念為)。
●この辺の小澤ヒストリーは知識としてはみんな聞いたことのある話だと思うんだけど、評伝っていう形で読むと、「人生がとんでもない勢いで流れはじめ、加速して、そのまま突っ走る」っていう感じがよく伝わってくる。もしリアルタイムでこの成功譚を見聞きしていたら、どれだけ興奮しただろか。伝説度★5つだったかも。

Posted by iio at July 25, 2006 03:00 AM | TrackBack (0)

What's New! Archives
August 2006
July 2006
June 2006
May 2006
April 2006
March 2006
February 2006
January 2006
December 2005
November 2005
October 2005
September 2005
August 2005
July 2005
June 2005
May 2005
April 2005
March 2005
February 2005
January 2005
December 2004
November 2004
October 2004
September 2004
August 2004
July 2004
June 2004
May 2004
April 2004
March 2004
February 2004
January 2004
December 2003
November 2003
October 2003
September 2003
August 2003
July 2003
June 2003
May 2003
April 2003
March 2003
February 2003
January 2003
December 2002
November 2002
October 2002
September 2002
August 2002
July 2002
June 2002
May 2002
April 2002
March 2002
February 2002
January 2002
July 2001