January 19, 2007

映画「銀河ヒッチハイク・ガイド」(ガース・ジェニングス監督)

銀河ヒッチハイク・ガイド●ようやく映画版「銀河ヒッチハイク・ガイド」を見た。いやー、笑った。以前ご紹介したように、「銀河ヒッチハイク・ガイド」はダグラス・アダムスが書いたカルト小説で、「モンティ・パイソン」に負けないくらい痙攣しそうなイギリス的な笑いがつまっている(と思う、読んだの20年近く前だから記憶薄れてるけど)。で、それが映画になった。
●冒頭のシーンが最高なんすよ。原作どおり、地球で2番目に知性が高い種族であるイルカが、3番目に知性が高い人類に対して、「銀河バイパス工事で地球が破壊されちゃいますよー」っていうのを、ジャンプしたり輪をくぐったりしながらイルカ言語で教えてあげる。でもバカな人類はそれをイルカの芸だと思って喜んで手を叩いている。しょうがないからイルカは人類を救うのをあきらめて宇宙に旅立つ。「♪人類のみなさん、さようならー。おいしいお魚をありがとうー」って歌いながら。この歌が、ミュージカルっぽい曲調で再現されてるわけだけど、もうメチャクチャおかしい! あまりにもそれっぽくて、腹よじれる。ひー、助けれ。
●醜悪で不気味な宇宙人の拷問が、「ヘタクソな詩を朗読すること」だとかさー(笑)。あと、憂鬱性のロボット、マーヴィン。C3POよりR2D2より断然クール。根っからのペシミストで、ロボットのくせに暗い暗い。常に物事の悪い面だけを考えるロボ。それから、Google電卓でも計算可能な、例の「人生、宇宙、すべての答え」という究極の問いも登場する。
●こういうユーモアは底意地の悪い人間じゃないと生み出せんな。全般に原作よりノリは軽くなってる気がするけど。軽いノリのイルカ(←回文)。

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 お次は最近シリーズ二作目『宇宙の果てのレストラン』まで読んで嵌った銀河ヒッチハイクガイドの映画版をば。これも確か『宇宙船』で存在を知ったのだったな。余り大きなサイズで... 続きを読む

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