November 17, 2005

ニッポンvsアンゴラ、主役は新ユニ

ニッポン!●久々に聖地・国立競技場で開催された代表戦、行ってきたですよ。やっぱり国立はいいなあ。ここがニッポンのホームスタジアムって気がする。もうほとんど使われないけど。
●で、試合はさんざんチャンスをふいにした終了直前、松井の初ゴールで1-0と勝った。今日のアンゴラ見てると到底ワールドカップに出場できるレベルとは思えなかったんだけど、たぶん慣れない超アウェイで本来の力を発揮できなかったのにちがいない。ニッポンもナカタ、中村俊輔、稲本、高原、柳沢、途中から松井と海外組そろえた割には、のんびりした試合になってしまった気がする。が、それはいい。
●いくつか思ったこと。まずナカタ。今日はボランチで後方からゲームを組み立てていた。これだけメンバーがそろった今でも、やっぱりみんなはナカタを頼りにしている。ナカタがディフェンスの前に顔を出してあげないと、いつになってもボールはディフェンス・ラインから出てこない。実際、プレイの質もすごく高い。たぶんW杯ドイツ大会後に代表からは引退するだろうから、この日が生ナカタを見る最後の機会だったのかも。
●高原。ニッポンでいちばん強烈なストライカー。なのに、いつもシュートをはずしていて、どこか調整が狂ってる精密機械みたいにうまくいかない。もしかするとワールドカップになると、ぴったりと何かが合って大爆発するんだろうか。いつか真の高原がやってくる……。
●この試合がなんのための試合か、スタジアムに行くとよくわかる。この日は「adidasの新ユニフォームお披露目のための試合」なんである。先日、発表されたでしょ、刀をモチーフにした新ユニ。で、ゴール裏サポがどーんと巨大ユニを広げるんだけど、あれがもう新ユニに変わってるんすよ! もちろん代表が新ユニを披露するのにあわせてadidasがゴール裏サポに提供しているんだろう(これ、非難しようってつもりはまったくなくて、むしろ賞賛したい。adidasは仕事をがんばってる。プロモーションは大事)。
●でもそんなことよりもっと驚くこと。この日サポーターたちの着ていたレプリカが、目視でおそらく半分程度はすでに新ユニに変わっている。すごいよ、みんな新しいのが発売されるとすぐに新モデルを買うんだ。adidasの期待以上にサポーターは忠実なんである。平日だったからユニ着用率自体は低めだったけど、週末だとゴール裏以外でもほとんどユニ着用っすよ。世界のどこにもこんなにユニ着用率の高いサポはいないと思うし、新モデルが出て数日でユニを買い換える文化を持ったサポもいない、きっと。ワタシは「こんなサッカーの楽しみ方があるのかあ」と本気で驚いた。そして、主催者の期待通り、選手入場ではあらかじめ配布された青い紙を両手で掲げて、音楽にあわせて左右に振る。この光景を見るといつも羊の群れを連想する。これってホントにサッカーの試合なの? 代表戦のサッカーとJリーグのサッカーはどんどん乖離している。あ、君が代は松浦亜弥。アナウンスの瞬間、みんな「ええーーーっ!? ホントに~」って感じで沸いてた。っていうか、ごめん、ワタシも思いっきり「ええーーーっ!?」って叫んでた(笑)。まあ、いいよね。平和がいちばん。

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