September 21, 2018

「ソラリス」(スタニスワフ・レム著/沼野充義訳/早川書房)

●来月末、東京芸術劇場で藤倉大作曲のオペラ「ソラリス」(演奏会形式)が日本初演されるのだが、その前にン十年ぶりにスタニスワフ・レムの原作「ソラリス」(沼野充義訳)を再読。いや、正確には一部は初読でもある。というのも、かつてワタシが読んだのは「ソラリスの陽のもとに」の邦題による飯田規和訳。ところがこれはロシア語からの重訳で、当局からの検閲なども入っていた。現行の沼野充義訳はポーランド語の原書から直接訳されており、ロシア語訳でカットされた部分もぜんぶ訳出されている。しかも、純粋に日本語として読みやすい。レムだけに話の中身は大いに歯ごたえがあり、晦渋なところも一部あるのだが、それだけに日本語訳が読みやすいというのはありがたい。なお、「ソラリス」はタルコフスキーとソダーバーグという著名監督によって二度も映画化されているわけだが、レムの原作はこれらとは別物と言っていい。映画監督が原作に自分のオリジナリティを付与するのは当然だし、もちろん藤倉大のオペラだって原作とは別物であったとしてもいいわけだが、レムが書きたかったことは原作にしかない。
●惑星ソラリスの海が、どうやら海全体でひとつの生命体となっており、知的活動としか思えない営為がそこにあるのにもかかわらず、人間はどうやっても一切のコミュニケーションができず、まったく海を理解できない。「ソラリス」での大きなテーマは、そんな絶望的な他者性にある。海はどうやら人間の精神の奥底を知覚することができる。そして、ソラリスを訪れた科学者の心のなかから、すでに亡くなっている過去の恋人などを「再生」して、ステーションに送り込んでくる。それは人の形をして人の意識を持っているけれど、記憶は限定的で、精巧な張りぼてのような非人間なんである。コミュニケーションの不可能性を描きながら、人間とは何者なのかを問いかける。
●という大筋はおぼろげながら記憶していたのだが、今回新訳で読んで改めて気づいたことをいくつか。まずは(特に序盤で)ホラー小説の体裁をまとっているところ。お約束的な定型をあえて採用している。幽霊屋敷とか山奥の山荘とかと同じように、異星での孤立したステーションがゴシック・ホラーの舞台となりうるのはもっともな話。もうひとつは惑星ソラリスを研究した「ソラリス学」という架空の学問、架空のアカデミアを体系的に詳述していること。そこにあるシニカルなテイストは、同じレムの「泰平ヨン」シリーズを連想させる。レムは引きつった笑いを誘発させる作家であり、その特徴は「ソラリス」にすらあるというのが発見。もうひとつはソラリスの海に対する執拗な描写。ストーリー展開上とくに必要なさそうなものなんだけど、しかしこれをレムは嬉々として書いたはずで、こういう一見退屈な場面が作品に重みをもたらしている。
●もちろん、古びているところもあって、海に対する「X線の照射」みたいなのはどうかと思うし、紙の本とマイクロフィルムがあるけど電子書籍が存在しないみたいなレトロな未来に違和感は残る。でも、1961年に書かれた古典だから。
●ハリーというキャラクターって、はからずも今風のアニメなんかのヒロインを先取りしているような気がする。記憶があいまいで、無垢で、自分の力に無自覚で、でも主人公から一時も離れられなくて、自己犠牲の精神を持っているところとか。本質はぜんぜん違うんだけど。ドヴォルザークの「ルサルカ」とかドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」といったオペラと通じる、一種のセイレーンものとも読めるか、な。
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●ONTOMOの連載「耳たぶで冷やせ」、第6回はクラシック化しつつあるジョン・ウィリアムズ作曲の「スター・ウォーズ」。ご笑覧ください。

September 20, 2018

PCのキーボードを取り替える

●今までPCのキーボードといえば、購入時に標準で付いてくるものしか使っていなかったのだが、日々の打鍵で老朽化してきたので買い替えることにした。で、こればかりは実物を触らずに購入するというわけにはいかないので、実店舗でいろんな機種を触りまくって、オウルテック キーボード109キー ホワイト OWL-KB109STD(W)に決めた。タイプとしてはよくあるメンブレン式。評判のよいメカニカル式や静電容量無接点方式なども触ってみたけど、自分にはイマイチそのよさがわからなかった。色は白。近頃のキーボードはほとんどが黒なのだが、この機種は珍しく白も選べるのが吉。断然、白がいい。黒はダークサイドのフォースを誘発しそうなので。コーホー、コーホー(←ベイダー卿風に)。
●選ぶにあたって重視したのは、まずはタッチ。このキーボードはやや軽め、やや浅め。しっかりと押下するタイプはそろそろしんどいなと思い、軽めを選択。使い心地はとても良好。あとは、フルサイズのキーボードであること。ぱっと見、右側は使わないキーだらけだから、ついキーが少なかったり詰め込まれたりした省スペースタイプが欲しくなるが、たぶん、あるべきものがそこにないのは無視できないストレスを生む。それと、無線よりも有線。マウスは無線が快適だけど、キーボードは有線の確実さ重視(無線だと乾電池を変えるのもそれなりに面倒だ)。あとはNumLockやCapsLockのランプがちゃんとあること、スペースバーの長さが十分なこと。
●このキーボードが今まで使っていたものと違うのは、右Windowsキーがないこと(ほぼ使わないので、なにも困らない)、スリープボタンがあること(あれば便利)。キーボードの奥の側に傾斜を付けるための足がついているのは一般的だが、もうひとつ、手前側にもより大きな足があるのが特徴。これはキーボードを縦置きするためのスタンドになる。なぜ、そんなものが必要なのか、ピンとこない人にはこないだろうが、なるほどと膝を打った。こいつは一時的にキーボードを立てて、空いたスペースでメシなどを食うためのものにちがいない。たとえば、カレーとか。mgmg……

September 19, 2018

「ロンドン・デイズ」(鴻上尚史著/小学館文庫)

●先日、amazonに勧められるままに買った「ロンドン・デイズ」(鴻上尚史著/小学館文庫)がおもしろすぎて、つい寝る前に一気読みしてしまった。当時39歳の鴻上尚史がロンドンに演劇留学を果たした一年間について綴った一冊。文庫になったのは今年だが、中身は1997年の出来事。すでに日本で演出家として実績十分の著者が、あえてイギリス流の演劇教育を受けようとギルドホール音楽・演劇学校に留学する。そう、よく音楽家のプロフィールで目にするあのギルドホールではないの。この学校を演劇側の留学生の立場から記述した本を読めるとは。最初の登校日のところで「ほとんどは音楽の生徒らしい。ギルドホール音楽・演劇学校は、圧倒的に音楽の生徒が多いのだ」と書いてあって、そうんなだと軽い驚き。
●著者の体当たり的な悪戦苦闘ぶりが描かれているのだが、苦労の大半は「英語が聞き取れない」ことに起因している(しかもその英語が、出身地や出身階級によって激しく違っている)。先生の話がなにを言ってるのかさっぱりわからないんだけど、紙に書かれた指示は理解できるから「ああ、みんな、日常も筆談してくんないかと思う」(あるある)。高度に抽象的な概念を意味する単語は知ってるのに、子供でもわかるような簡単な単語の組み合わせによる日常的な表現がわからない。そんな外国語学習者にありがちな状況が、どうしても英語を母語としている人にはピンと来てもらえなかったというのもよくわかる話。
●いちばんおもしろいのはギルドホールで出会った同級生や先生たちの描写で、それぞれの強烈なパーソナリティが生き生きと伝わってくる。ときには友達同士、ときには役者と演出家の視点で描かれるのが興味深い。

September 18, 2018

マリノスvs浦和、降格ライン上の綱渡りが続く

キケン 近づくな●ま、また負けたよっ! 分がいい浦和相手に、ホームで1対2で敗戦。ほかの下位陣が奮闘した結果、ますます降格圏が団子状態になっている。最下位の長崎が24、そのひとつ上のガンバ大阪が27、そしてその上にマリノス、鳥栖、柏の3チームが勝点29で並んでいる。どこが落ちても、どこが残ってもおかしくない熾烈さ。
●マリノスは右サイドバックにイッペイ・シノズカ(ロシア国籍)を起用した。どうもポステコグルー監督は従来からこのポジションに不満を感じているようで、本来攻撃の選手であるシノズカをコンバートした模様。ディフェンスラインは左から山中、チアゴ・マルチンス、ドゥシャン、イッペイ・シノズカ。日本人がひとりしかいないディフェンスラインはJリーグではかなり珍しい。ちなみに中澤はもはやベンチにも入っていない。さらば、レジェンド。中盤の底に扇原、その前に天野と大津、左サイドに遠藤、右サイドに仲川、トップに伊藤。キーパーはおなじみ飯倉(もう走ってない)。ポステコグルー監督の基本プラン通り、圧倒的に高いボール支配率で、相手を上回るチャンスを築き、勝負に負けた。なんども書いているように、ポステコグルー監督の戦術が機能すると試合は負ける。ポステコグルー=グル・ポステコ=尊師ポステコ。尊師は負けるための戦術を極めつつあり、最終解脱は近い。
●ところが、試合終了後のインタビューで、尊師はおかしなことを言っている。選手たちに勝ちたい気持ちが足りないのではないかという精神論を述べた後、「このサッカーはただワクワクするとか、アタッキング・フットボールをやりたいとかではなくて、これが勝つために一番近い方法だからやっている」と、耳を疑うようなコメントを残しているのだ。えっ、それ、逆じゃないの? 「ただワクワクする、アタッキング・フットボールをやりたい」ためだけにこのサッカーをやっているのだと信じていたのだが。
●どんなにやられても「このサッカーは正しい」と断言していた頃のポステコグルーのすわった目が懐かしい。J2に落ちるなら狂信的なフットボールを貫徹してくれないとファンは納得できない。勝つためのサッカーで負けてどうする。一刻も早くゴールキーパーが7キロ走る伝説の戦術に回帰してほしい。

September 14, 2018

山田和樹指揮東京混声合唱団 第247回定期演奏会

●13日は第一生命ホールで山田和樹指揮東京混声合唱団。プログラムが魅力的。エフゲニー・スヴェトラーノフの「アレクサンドル ユルロフの思い出に ~無伴奏混声合唱のための後奏曲~」、藤倉大の「さわさわ 混声合唱とマリンバのために」(共同委嘱作品/日本初演)、ラフマニノフの「晩祷」。
●スヴェトラーノフというのは、あの指揮の大巨匠のスヴェトラーノフ。親しい友人であったソ連の合唱指揮者ユルロフへの追悼曲。情感豊かで、聖歌風でもあり、民謡風でもあり。藤倉大の「さわさわ」は同じく東京混声合唱団のために書かれた「ざわざわ」の続編なんだとか。ただし、今作ではマリンバ(塚越慎子)が加わる。合唱とマリンバという、まったく溶け合わない音色の組合せによる交感がおもしろい。感触的には「さわさわ」というか、「ぞわぞわ」かな。ラフマニノフの「晩祷」は初めて実演で聴けた。全15曲からなる1時間近くの大曲だが、長さを感じさせない濃密さ。ゲストにオクタビストという超低音を歌う鈴木雪夫さんを招いて深々とした響きを実現。すごいロシア感。祈りの音楽だけど土の香りが漂ってくる。「言葉もわからない異教の祈りの音楽」を聴くという意味で、先日のバッハのロ短調ミサと同じ体験をしているのだと気づく。

September 13, 2018

ニッポンvsコスタリカ代表@キリンチャレンジカップ2018

ニッポン!●どうしても生中継を見れず、一日遅れで録画観戦したニッポンvsコスタリカ代表。森保一新監督の初陣であり、ワールドカップ後はじめての代表戦ということで注目の一戦。といっても、本来は札幌でのチリ戦が初戦になる予定だった。それが地震と大規模停電のために中止になってしまい、森保ジャパンのデビューは吹田でのコスタリカ戦にずれ込んだ次第。
●で、メンバーだ。ガラッと一新され、世代交代が進んだ。ワールドカップメンバーはほとんどいない。端的に言えば、五輪世代の若いメンバー+年齢は上だけどワールドカップで不完全燃焼に終わった選手たち。GK:東口-DF:室屋(→守田英正)、三浦弦太、槙野、佐々木翔(→車屋)-MF:遠藤航、青山敏弘(→三竿)-堂安律(→伊東純也)、中島翔哉(→天野純)-FW:南野拓実、小林悠(→浅野)。キャプテンは青山。フォーメーションは2トップと見れば4-4-2、1トップ1シャドウと見れば4-2-3-1。まあ、どちらもそう違わない。名前を見ても所属チームがわからない代表選手がいるのは久々。ベンチの選手も書いておこう(本来ならチリ戦もあったので出場のチャンスはあったはず)。GKにシュミット・ダニエル、権田、DFに植田、冨安健洋、伊藤達哉。国内組にベルギー、オランダ、ポルトガル、オーストリア、ドイツの海外組が加わっている。若い選手が多いので海外組の所属リーグが以前に比べると地味になった。マリノスから久々に代表選手が出たのはうれしい。レフティのテクニシャン、天野純。
●で、試合内容だが、一言でいえば「ショーケースに飾ってあるけど、購入できない素敵なニューモデル」だったと思う。ほとんどの時間、ニッポンがゲームを支配し、ボールをつないで華々しいスペクタクルをくりひろげた。オウンゴール、南野、伊東のゴールで3対0と危なげなく快勝。結果も内容も文句なしだが、コスタリカ側はすっかり親善試合モードでプレイ強度でもコンディションでも本来のレベルには程遠い感じ。ニッポンは来年1月のアジアカップでアジア王者を賭けて戦うわけだけど、中東の強豪相手の公式戦ではこの布陣は実用性を欠くんじゃないかな。攻撃の選手に小柄なドリブラー、テクニシャンの似たようなタイプの選手を何人も使った。はたして守備の局面でどれだけファイトできるか、相手が激しいチャージでフィジカル勝負に持ち込んだ場合にどこまで耐えられるか。アジアカップの開催地はUAEなので、基本アウェイゲームのなかでタフネス勝負になると予想。
●とはいえ、森保監督の人選はとても合理的で納得のゆくもの。ワールドカップまでニッポンは世代交代を遅らせてきたのだから、ここで一気に若返るのは自然なこと。ワールドカップで燃え尽きた選手は年齢にかかわらずいったん退いてもらって、まだ野心のある選手だけでチームを組んだ。アジアカップのような勝負の場になれば、まだまだワールドカップの主力組もなんにんか呼ばざるを得ないと思うが(酒井宏樹とか吉田麻也とか大迫とか、バトルできる選手)、先に新しい選手だけでチームを作っておくのは吉。
●前回のアジアカップでは、決勝トーナメントの最初の試合でUAEなんかにPK戦で負けてしまったんすよ。当時の監督はアギーレ。ワールドカップはお祭りだけど、アジアカップは勝負。森保ジャパンには決勝まで進んでもらいたいもの。

September 12, 2018

新国立劇場 大野和士のオペラ玉手箱 with Singers Vol.1「魔笛」

新国立劇場
●10日は新国立劇場で「大野和士のオペラ玉手箱 with Singers Vol.1 魔笛」。新オペラ芸術監督が自ら登場して、ピアノを弾きながら開幕の演目について語るというレクチャー。歌うのはカバー歌手たち。会場はなんと本番と同じオペラパレスで(すごい集客力)、19時開演で休憩をはさんで21時終演予定というぜいたく仕様。しかもトークが予定より大幅に長くなり21時半くらいに終わった。もうそれだったら「魔笛」本編の正味と変わらないよ!っていうくらいの時間を費やしたわけだが、これが抜群のおもしろさ。かねてより大野さんのレクチャーの巧みさは知られるところではあるけど、一本のオペラについて2時間以上もピアノを弾きながら話すことができて、なおかつそれが場内の聴衆の興味を最後までひきつけられる人が、いったいほかにいるだろうか。しかも、なにがスゴいって、「魔笛」の本番の指揮者は大野和士じゃないんすよ!(指揮はローラント・ベーア)。もうそのまま指揮しちゃえばいいじゃん! って、そうもいかないか。
●内容については詳しく書かないけど、いちばん「おお!」と思ったのは、「第九」との近似性の話かな。あと、通常は聴く機会のないカバー歌手のみなさんの歌を聴けるというのも吉。カバーといっても、実績のある方々がそろっている。パミーナの馬原裕子さんは本番でも聴きたいと思ったほど。
●Vol.1と銘打たれているということは、Vol.2もVol.3もあるのだろう。欲を言えば終演時間をもっと早くしてほしかった。最高におもしろい内容であっても(事実最高におもしろかった)、21時を過ぎると翌日への影響が必至。休憩なしで20時に終わるとか、開演を早められれば。あるいは期間限定でいいので、YouTube等にあげてもらえたら最高だ。

September 11, 2018

トン・コープマン プロジェクト2018 コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団のバッハ ロ短調ミサ

●8日はすみだトリフォニーホールへ。トン・コープマン・プロジェクト2018のハイライト、コープマン指揮アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団によるバッハのロ短調ミサ。今回の日本ツアーは、ほかに台風の被害があった大阪、地震で大規模停電が起きた札幌を巡ることになっていて、大阪ではなんとか公演ができたものの札幌は中止になってしまった。残念な限り。コープマンがマイクを持って登場して、お見舞いのメッセージあり。
●ロ短調ミサの前に、なぜかコープマンがバッハの小フーガ ト短調をオルガンで演奏。そういえば7月のミューザ川崎でのオルガン・リサイタルでもこの曲が演奏されて、全体のプログラムから浮き上がっていた。オルガンのあるホールと見るやこの曲を弾くことに決めているのだろうか。ひょっとして、ぜんぶ録音していて全世界各地のオルガンによる「小フーガ」20連発みたいな企画CDを出したりして……って、んなわけないか。細部に拘泥せず、猛進する前のめりの演奏スタイルは今回も変わらず。
●ロ短調ミサは期待通り、音楽の愉悦にあふれたバッハ。遅い曲でもあまりテンポを落とさずにすいすいと進んで、過度に儀式化しないところが吉。これなら非キリスト者も仲間に入れてもらえそうな気がする。コープマンもけっこう高齢になったはずなんだけど、昔からあまり風貌が変わっていないせいなのか、音楽がはつらつとしているせいなのか、あまりそんな感じがしない。むしろ時の流れを感じさせるのは世代交代するオーケストラのほう。合唱は少人数。独唱陣はマルタ・ボス(ソプラノ)、マルテン・エンゲルチェズ(カウンターテナー)、ティルマン・リヒディ(テナー)、クラウス・メルテンス(バス)。
●休憩が一回入ったのだが、第2部と第3部の間、つまり「サンクトゥス」の前に入った。前半には小フーガもあったので、たぶん前半で90分以上、後半で30分弱くらいの時間配分だっただろうか(うろ覚え)。長さで考えれば「クレド」の前に入ってもよさそうなものだが、文脈上の区切りとしては「サンクトゥス」の前がふさわしいってことなの?

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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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