April 1, 2020

日本三大海洋回文


●以下を日本三大海洋回文と定める。

軽いノリのイルカ

イカのダンスは済んだのかい

今朝食べた鮭


March 31, 2020

庭先は多摩湖

庭先は多摩湖
●日曜日の東京は雪と寒さで、とても外出しようという気分になれない天気だった。この感染状況では「恵みの雪」だったか。週が明けて月曜日、仕事上の必要があり都心に出たが、普段よりも空いているとはいえ、体感的にはけっこう人は多い。お店も開いている。そりゃそうだ。閉めたほうがいいとわかっていても、閉めたら収入が途絶える。日本医師会幹部からはもう緊急事態宣言を出す時期という声があがった。新型コロナウイルス感染者数マップの左下で「日次累計(対数)」を選ぶと、グラフは3月中旬くらいに一時ゆるやかになりかけたように見えて、先週半ばくらいからまた急峻になっている。個人的にはもういつ発令されてもおかしくない状況だと感じている。
●訃報が続いてしまうが、志村けんが世を去った。子供の頃は「8時だョ!全員集合」を夢中で見ていた。志村けんでまっさきに思い出すのは「東村山音頭」。地方出身者には地名がさっぱりわからず、東村山はおろか、歌詞に出てくる「庭先ゃ多摩湖」も「狭山茶どころ」も意味不明だったが、わからないまま歌っていた。「たまこ」は女の子の名前なのかと思っていたほど。大人になって多摩湖ウォーキングに出かけた際は、「そうか、これがあの東村山音頭の多摩湖なのか」と感慨深かった。

March 30, 2020

クシシュトフ・ペンデレツキ逝去

●3月29日、ポーランドの作曲家、クシシュトフ・ペンデレツキ逝去。86歳。AFP通信の訃報では、作品が映画「シャイニング」やドラマ「ツイン・ピークス」他で使用されたことが紹介されていた。
●日本語メディアならまっさきに挙がるのが、トーン・クラスターの使用例としてよく言及される「広島の犠牲者に捧げる哀歌」。よく覚えているのだが、まだ自分が10代だった頃、そんな曲名の作品があることを知って感激した。世界的な作曲家が広島の犠牲者に思いを寄せて曲を書いてくれたなんて! ところが、すぐに曲は当初「8分37秒」と題されていて、作曲後に「広島云々」というタイトルに変更されたとなにかの本で知って、すっかり混乱してしまった。そんな都合のよい話があるものか、それでは曲と広島はなんの関係もないではないか、と(実際、関係ないわけだが)。
●訃報では映画「エクソシスト」の音楽を手がけたという紹介も多い。ただし、「エクソシスト」の音楽といわれて多くの人が思い出すのは、ペンデレツキではなくマイク・オールドフィールドの「チューブラー・ベルズ」じゃないかって気はする。

March 27, 2020

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020は開催中止に、「東京・春・音楽祭」も以後の公演を取りやめ

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2020が開催中止になってしまった……。震災の年ですら規模を縮小して開催した音楽祭だが、なにしろ現状では海外から人を呼べない。国内の感染状況も含めて5月にどうなっているのか、だれにもわからないが、これだけ大規模で複雑に入り組んだプログラムを掲げている以上、「企画の維持は困難」というのももっともな話。ルネ・マルタンは「ベートーヴェンの交響曲第5番では、運命の扉が4回たたかれます。今、まさに運命が扉をたたいています。しかし私たちはより強くなることができるでしょう。ベートーヴェンの音楽がこの困難から立ち直る力となり、私たちがより博愛に満ち、より人間らしくなれることを願っています」とメッセージを寄せている。
●ナントの来年のテーマは知らないが、2021年を「逆襲のベートーヴェン」にできないものだろうか。ベートーヴェン・イヤーがウィルス禍に屈するのは惜しすぎる。
●一部を中止、一部を開催で抵抗してきた「東京・春・音楽祭」も、本日以降の全公演が中止になった。N響の4月定期公演もスラットキンが来日できず、公演中止。ただし代役を立てて各プログラムの1日目のみ無観客で演奏して、FM生放送とTV収録を行なう。さまざまな方策を練っていたようだが、クルレンツィス指揮ムジカエテルナも公演中止。先日、一泊二日で沖縄まで行って取材してきた琉球交響楽団は、4月6日の東京公演が6月12日に延期になった(中止ではなく延期なのは救い)。嵐が続いている。

March 26, 2020

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020 開催概要発表

フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020 ビジュアル
●やりませんという話題ばかりでは気が滅入るので、これからやりますという話題をひとつ。毎夏、ミューザ川崎が開催する「フェスタサマーミューザKAWASAKI 2020」のラインナップが発表された。今年は7月23日から8月10日まで。オーケストラの12公演を中心に、ピアノ、オルガン、こどもフェスタ等を含む全19公演が開催される(昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワの2公演を含む)。今回も首都圏のオーケストラが競演するわけだが、群馬交響楽団がゲスト参加する。キービジュアルは上に掲げたように一新され、ファンキーなバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、マーラーたちが出迎えてくれる。
●そして、全体の主役ともいえるのが生誕250年のベートーヴェン。この音楽祭はいつも特定のテーマを設けないが、さすがにベートーヴェンは主役級の大活躍。バッティストーニ指揮東京フィルの三重協奏曲や、久石譲指揮新日本フィルの交響曲第7番、高関健指揮群馬交響楽団の「第九」など。
●開幕公演はノット指揮東響のラッヘンマン「ドイツ国歌を伴う舞踏組曲」(ロータス・カルテットが共演)とマーラーの交響曲第5番。ほかに新味のある曲目としては、川瀬賢太郎指揮神奈川フィルと石田泰尚がフィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲第1番を、反田恭平と務川慧悟、下野竜也指揮読響がプーランクの2台ピアノのための協奏曲を演奏する。
●例年だとミューザ川崎で記者発表が行われるのだが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開かれず。さすがに夏にもなれば公演は無事開催されるものと願うばかり。

March 25, 2020

さらなる公演中止と延期

●昨日24日、新たにいくつかの公演の中止、延期が発表された。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を受けて、3月23日に東京都は新たな対応方針を発表、大規模イベント等については4月12日までの間、現在の対応方針を継続することに。東京都の対策サイトには新しい対応方針が掲載され、医療体制と経済状況の認識なども含めて簡潔にまとめられている。特に東京は人の移動のハブとなっていること、感染の検出困難な若年層人口が多いという点で特殊性があると指摘されている。他地域に比べて大規模な流行が起きやすいことは、直観的にも容易に納得できる。
新国立劇場は4月7日からのオペラ「ジュリオ・チェーザレ」を含む、4月12日までの主催公演を中止にすると発表。また、東京交響楽団は当初開催すると発表していた3月28日の定期演奏会、鈴木優人指揮によるバッハ~メンデルスゾーンの「マタイ受難曲」を8月に延期する。延期に伴って会場はサントリーホールからミューザ川崎に変更される。さらにKAJIMOTOが、3月29日の「荘村清志 スペシャル・プロジェクト Vol.4」を中止と決定。先日、シフのリサイタルを開いてくれたKAJIMOTOだが、今回は断念することになった。
●先週の時点では少しずつ公演の再開を探る動きが出てくるのではと期待していたが、少なくとも東京はそうはなっていない。
●一方で、先週末の22日、さいたまスーパーアリーナでは格闘技イベント K-1 WORLD GPが埼玉県知事の自粛要請(←矛盾した日本語だ)を押し切って、予定通りに開催された。観客6500人が入場したそう。開催の妥当性は脇に置いて(どういうイベントなのか知らない)、一般論として民間事業者がいつまでも事業を自粛し続けたら経営破綻するしかない。大規模イベントを止めるという決断にインセンティブが働くような仕組みがないと、同様の事例は続くんじゃないだろうか。

March 24, 2020

無観客公演と無観客試合と「タッチ」

●無料開放中のベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホール、最後のライブは3月12日のラトル指揮によるバルトークの「管弦楽のための協奏曲」他。この公演は無観客で中継された。「管弦楽のための協奏曲」を聴いたが、ラトルが指揮台に立っていると一瞬、彼がシェフだと錯覚してしまう。一番フルートはパユでもデュフォーでもなく、ミヒャエル・ハーゼル。ファゴットの女性はだれなんだろう。気合の入った演奏で途中から無観客であることを忘れてしまったが、ラトルが両腕を大きく開き、終楽章のコーダが壮麗に閉じられた後、なんの反応もないことに虚を突かれる。ラトルは小声でオーケストラのメンバーにメッセージを告げ、そのあとは割とあっさりと解散。なんだか残酷な場面を目にしてしまったような気分になる。
●もうひとつ、映像ストリーミングサービスといえばDAZNも大変だ。なにしろあらゆるスポーツで試合が行われていない。サッカーの最新の試合は(練習試合を別とすれば)3月13日のヨーロッパリーグで、フランクフルト対バーゼルのハイライトが置いてある。こちらも無観客試合。フランクフルトは鎌田大地と長谷部誠のふたりの日本人選手が先発するも、次々と失点して0対3。観客がいないので、マイクが拾うのはベンチからの声ばかり。トレーニングを見ている気分にしかなれないし、選手もふだんと同じ熱でプレイできるはずがない。たとえ世界中に中継されていても、客がいないプロスポーツは成立しないと実感する。
●なんにも試合がないのにDAZNと契約していても意味はない。ないけど、当面解約する気はない。スポーツ一覧を眺めると、サッカー、野球、モータースポーツ、バスケットボールなどと並んで、アニメがある。はっ、アニメ? 「タッチ」の第1話から第101話まで、ずらりと公開されていた。そうかー、その手があったか―。今、見るべきはメッシでもなく、モハメド・サラーでもなく、浅倉南だ!?

March 23, 2020

「1%の成功をつかむ、99%の準備力」(霜田正浩著/朝日新聞出版)

●こんな本が出ていることに気づかずに、やっと読んだ、「1%の成功をつかむ、99%の準備力」(霜田正浩著/朝日新聞出版)。書名が完全にビジネス書のノリだし、著者名が目立たなくて、代わりに帯のカズばかりが目に入るという今どきの作りなのだが、著者はレノファ山口の霜田正浩監督。というか、日本代表のサッカー協会技術委員長としてザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチという3人の監督を招聘した人といったほうが通りがいいかもしれない。FC東京やJEF市原・千葉のコーチを務めた後、日本サッカー協会入りし、その後、ベルギーのシント=トロイデンVVのコーチを経て、2018年にレノファ山口の監督に就任した。
●中身もビジネスパーソン向けになっていて、一言でいえば「何事も準備が大事」という話をくりかえしている。サッカー・ファンとしてはせっかくこれだけ稀有な体験を重ねてきた人なんだから、もっとサッカーの話に特化してくれよと思わなくもないのだが、それでも貴重な話がいくつもある。やはりおもしろいのは代表監督との交渉の大変さ。ファンが想像するよりもずっと多くの候補者と会っているし、交渉の難しさやプレッシャーの厳しさも伝わってくる。ザッケローニのとき、なかなか監督が決まらなかったが、焦りもあってもっと簡単に契約できる人で妥協したくなったのをぐっとこらえたという話が出てくる。だれのことなんだろう。あと、今だから言える話として、ザッケローニの前にペジェグリーニと交渉していたが、年俸の要求が高すぎて交渉が決裂したという生々しい話も。
●「サッカー監督という職業は、一度監督を引き受けたら、最後はほとんどの人が敗者としてクラブ去っていきます。そういう仕事です」という一文も味わい深い。よく言われるように、サッカーという競技そのものが「ミスのスポーツ」。ボール保持者のほとんどのプレイはミスからボールを奪われて終わる。ゴールの多くはミスから生まれる。どんな一流選手でもミスから逃れられない。そして、監督はいつも敗者としてチームを去る。サッカーには常に勝つ人、常に正しい人の居場所がない。
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●ついに首相からオリンピックの延期容認論が出た。巷間言われるように2年後になるのだろうか。
プラシド・ドミンゴも新型コロナウイルスに感染と発表。体調は良好だという。

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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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