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July 18, 2025

EAFF E-1サッカー選手権 韓国vsニッポン戦、2連覇を達成

ニッポン!●遅ればせながら、ようやくE-1サッカー選手権の韓国vsニッポン戦を観た。ここまで香港戦、中国戦は相手との実力差が大きく、もうひとつ選手の力量が見えてこない難しさがあったが、第3戦は開催国である韓国が相手。さすがに実力伯仲でタイトな試合になった。とはいえ、韓国もこちらと事情は同じ。欧州組不在のKリーグおよびJリーグの選手たちで戦っていて、この大会用の即席チーム同士の戦いという印象だ。
●前半8分に早くもニッポンが先制。左サイドの相馬のクロスにファーサイドでジャーメインが余裕を持って足で合わせてゴール。前半はニッポンが優勢だったが、後半途中からは防戦一方に。引き分けでも得失点差でニッポンが優勝するという状況だったので、守勢に回るのは自然なことでもあるのだが、少々消極的というか、ボールを奪っても前に運べない展開で、キーパー大迫のファインセーブに救われた感。ニッポンが序盤のゴールを守って勝利、大会2連覇を達成。布陣はいつもの3-6-1(3-4-2-1)。右ウィングバックの望月ヘンリー海輝はスケールの大きなプレーヤーだが、まだまだ粗削り。左ウィングバックの相馬は欧州での経験も経て成熟したプレーヤーだが、ライバルの多いポジション。ジャーメイン良は今大会ブレイクした唯一のプレーヤー。ただ、欧州未経験の30歳で、ハイレベルな相手との試合経験が乏しい。ベテラン勢では稲垣祥が好印象。
●GK:大迫敬介-DF:古賀太陽、荒木隼人、安藤智哉-MF:相馬勇紀(→ 植田直通)、川辺駿(→ 宇野禅斗)、稲垣祥、望月ヘンリー海輝-宮代大聖(→佐藤龍之介)、ジャーメイン良(→原大智)-FW:垣田裕暉(→細谷真大)。大きい選手がたくさんいる。望月192cm、安藤190cm、荒木186cm、垣田187cm、植田186cm、原191cm。

July 17, 2025

永野英樹 ピアノ・リサイタル

●16日は東京文化会館小ホールで永野英樹ピアノ・リサイタル。アンサンブル・アンテルコンタンポランでの演奏やオーケストラのなかの奏者として聴く機会はなんどもあったが、ソロ・リサイタルを聴くのは初めてかも。プログラムが実に魅力的。前半にスカルラッティのソナタを5曲とアルベニス「イベリア」第2集(ロンデーニャ、アルメリア、トゥリアーナ)、後半は生誕100年のふたり、ブーレーズの「天体暦の1ページ」とベリオの「セクエンツァ IV」、おしまいにラヴェルの「夜のガスパール」。
●伊仏西のラテンヨーロッパ・プロで、とりわけ前半はスカルラッティのイベリア半島での活動をふまえればスペイン・プロでもある。スカルラッティのソナタは続くアルベニスを予告するかのように官能性と情熱に富む。前半だけでも聴きごたえ十分だが、後半はさらにパワーアップ。ブーレーズの「天体暦の1ページ」は5分ほどのミニチュア的な楽曲。エッセンスを凝縮したブーレーズliteみたいな。ベリオは精悍、清冽。ブーレーズとベリオはセルフ譜めくりで。圧巻はラヴェル「夜のガスパール」。磨き上げられたヴィルトゥオジティ。とりわけ第2曲「絞首台」が印象的。アンコールにラヴェルの「水の戯れ」、さらに「ハイドンの名によるメヌエット」。充実の一夜。
●スカルラッティのソナタ5曲、番号を書いておくと、K208/L238、K54/L241、K310/L248、K145/L369、K141/L422ということなんだけど、21世紀にもなってカークパトリック番号とロンゴ番号を併記しなければいけないのは惜しい気がする。どちらかに統一してほしいが、きっとカークパトリック派とロンゴ派の間で今川焼派vs大判焼き派みたいな終わりなき論争がくりひろげられているのであろう。両者を満足させる大統一番号を考案できないものか。

July 16, 2025

シルヴァン・カンブルラン指揮読響のバーンスタイン、ガーシュウィン、ムソルグスキー他

シルヴァン・カンブルラン 読響
●15日はサントリーホールでシルヴァン・カンブルラン指揮読響。前半にバーンスタインの「キャンディード」序曲、ガーシュウィンのピアノ協奏曲(リーズ・ドゥ・ラ・サール)、後半にバルトークのルーマニア民俗舞曲(弦楽合奏版)、ムソルグスキー~ラヴェルの組曲「展覧会の絵」。久々に聴いたカンブルランと読響コンビ。期待通り、明瞭で華やか、そして俊敏。常任指揮者時代を懐かしむ。前半のバーンスタインとガーシュインにフランス音楽っぽさを感じる。「キャンディード」は爽快。ガーシュウィンのピアノ協奏曲でソロを弾いたリーズ・ドゥ・ラ・サール、たしかデビュー間もない頃にラ・フォル・ジュルネで知ったと思うが、その後、着実にキャリアを積み重ねて成熟したピアニストになった。強靭、硬質、真摯。めちゃくちゃカッコいい曲なので、第1楽章が華やかに終わったところで拍手が少し出た。わかる。フランスのピアニストとフランスの指揮者がこうしてピアノ協奏曲を演奏しているわけで、かつてラヴェルに弟子入りを志願したガーシュウィンも草葉の陰で喜んでいるはず。ソリストアンコールの前にメッセージを述べ、平和への祈りを込めてメシアンの「おお、聖なる饗宴よ」。
●後半、バルトークのルーマニア民俗舞曲は闊達。カンブルランなりの民謡調なのか。ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」は洗練され、すっきりさわやか。この曲、原曲の土臭さに対してラヴェルの編曲は華麗でスマートなんだけど、それゆえに原曲は古びないけど、ラヴェルの編曲はいずれ賞味期限切れになるんじゃないか、って感じることがある。ぜんぜんそうなってないけど。堪能。カーテンコールをくりかえした後、カンブルランのソロカーテンコールに。カンブルランはすごく楽しそう。

July 15, 2025

三菱一号館美術館 「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」

三菱一号館美術館
●三菱一号館美術館で開催中の「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」へ(~9/7)。オランジュリー美術館とオルセー美術館のコレクションからルノワールとセザンヌの代表作約50点が集められている。絵もさることながら、ここは建物も立派。

三菱一号館美術館 セザンヌ
●もっぱら関心のあるのはセザンヌのほう。上は「セザンヌ夫人の肖像」。人だかりができていた。顔色と背景が似たような色彩で、表情が読めない。顔の背景化。

三菱一号館美術館 セザンヌ
●こちらはセザンヌ「スープ鉢のある静物」。たくさんある静物画のひとつだが、特徴は背景に絵が飾られている点で、背景の壁の左側に描かれているのはピサロの「ジゾー通り、ガリアン神父の家」なのだとか。画中画、メタい。

三菱一号館美術館
●内部の階段から見上げた窓。こんな調子であちこち趣がある。すばらしい快適空間なのだが、ここは常設展がないので、足を運ぶ機会がなかなか巡ってこない。

三菱一号館美術館 セザンヌ
●セザンヌの「わらひもを巻いた壺、砂糖壺とりんご」。山ほどリンゴを描いたセザンヌ。リンゴって、比較的日持ちもするので絵の題材としてはいいのかもしれない。あるいはリンゴが大好きだったのかもしれない。で、見逃せないのは砂糖壺。つまり、リンゴを砂糖といっしょに食べたわけだ。19世紀のリンゴはまちがいなく現代の「ふじ」や「王林」ほど甘くはなかったはず。酸味が強かったのではないだろうか。

三菱一号館美術館 ルノワール
●ルノワールからも一点。「いちご」。この絵を選んだのは、おいしそうだったからなのだが、やはりここにも砂糖壺と思しきものがある。スプーンで砂糖をすくって、イチゴにまぶして食べていたのだろう。リンゴに比べれば、イチゴに砂糖をまぶすのは、想像がつく。日本にもイチゴに砂糖と牛乳をかける食べ方があった。かつてのイチゴは今の「あまおう」や「とちおとめ」よりもずっと小さく、甘さも控えめだったのだ。セザンヌとルノワールの絵画を眺めながら、果物の品種改良の技術に思いを馳せる……。

July 14, 2025

EAFF E-1サッカー選手権 ニッポンvs中国、ニッポンvs香港

ニッポン!●ニッポン代表の正式なタイトルマッチではあるのだが、シーズンオフの欧州組が不在のため、国内組だけで編成されたチームで戦うのがEAFF E-1サッカー選手権。東アジアの大会ということで、ホスト国の韓国とニッポン、中国、香港の4チームで総当たりをする。なにせ今や代表クラスのみならず、多くの有力選手が欧州に渡ってしまったので、このチームはBチームどころか、Cチーム、Dチームくらいのメンバー構成。ただ、これまでにもE-1選手権でブレイクして、その後、チームの柱になった選手は何人もいるので(たとえば伊東純也)、選手選考の場としては機能している。
●で、8日の第1戦はニッポン 6対1 香港で大勝。レベル差が大きすぎて追い風参考記録みたいなものだが、代表デビューのジャーメイン良が前半だけで4ゴールをゲット。香港は帰化選手が大勢いて国際色豊か。続く第2戦は12日の中国戦でニッポン 2対0 中国。ニッポンは先発メンバー全員を入れ替えた。細谷真大と望月ヘンリー海輝の見事なゴール。観客は1661人しかいなかった。優勝をかけた第3戦は韓国戦なので、完全アウェイになるはず。布陣はどちらの試合も3バック。3-6-1というか、3-4-2-1というか。中国代表に元鹿島のブラジル人、セルジーニョがいた。今月2月に中国に帰化したとか。
●即席チームでもあり試合内容について言うことはないのだが、代表メンバーについて感じるのは、ベテランや復帰組が目立つということ。本来なら次代の代表候補が選ばれる大会だが、有望な若手はだんだん代表に定着するより前に欧州に移籍するようになった。今大会でも、代表デビューとなるはずだった川﨑颯太が、マインツへの移籍手続きのためチームを離脱。長友佑都みたいに38歳で中国戦にフル出場する(3バックの左を務めた)みたいな例は極端にせよ、中盤で存在感を示した稲垣祥は33歳。香港戦でゴールを量産したジャーメインも、代表デビューとはいえ30歳のベテランだ。欧州から帰国組の川辺駿は29歳、相馬勇紀は28歳、植田直通は30歳と、成熟度が高い。もちろん本当に若い選手もたくさんいるのだが、「若手中心」とは言いづらいかな、と。
●これはまちがいなく日本サッカー成長の証でもあるんだけど、背景には円安もあるはず。Jリーガーはお買い得なのだ。Jリーグそのものはバブル経済を追い風に誕生したので、リーグ創設時は円が強く、現役ブラジル代表のレギュラー選手がごろごろいた。時代は変わる。

July 11, 2025

約20年ぶりに更新されたCDリッピングツール CD2WAV32

●「窓の杜」を眺めていたら、「CD2WAV32が令和に復活。寿命間近かもしれないCDをリッピングしてみた」という気になる見出しが目に入った。記事の最初の一文は「CDで音楽を聴く人を見かけなくなった令和7年、CDリッピングツールCD2WAV32の最新版が公開された」。なかなかパンチが効いているが、世間一般ではそれが真実だろう。で、このリッピングという言葉にも懐かしさが漂うところだが、ともあれCD2WAV32が20年ぶりに更新され、Windows 11専用のツールとして生まれ変わった。CDのリッピングにはいろいろなツールがあって、標準搭載のWindows Media Player Legacyでもたぶんまだ可能だとは思うが、専用ツールを使えばもっと使いやすいにちがいない。
●で、件の記事では、CDの耐用年数は30年程度とされるので(諸説あり)、古いCDはリッピングしておくと安心だよ、と記される。親切である。が、ここを読んでいるみなさんには、もはやそういう段階を超越している方も多いのでは。CDも何千枚という単位になれば、リッピングなど非現実的。そして、初期のCDはすでに余裕で30年以上経っている。だったら、もうしょうがない。もし聴けなくなったらそれまでのもの。悟りの境地だ。ストリーミングで提供される音源はある日突然なんらかの理由(たとえば権利上の理由)で聴けなくなるかもしれないという可能性がよく指摘されるが、CDだって事情はたいして変わらないということか。
●その意味ではダウンロードで音源を購入して、しっかりバックアップをとるのが最強なんだろうけど、どう考えても少数派。
●それと同じ記事で知って衝撃だったのは、「CDDBサーバー freeDB.org は5年前に閉鎖されており」という話。えっ、マジっすか。代替手段がなくはないようだけど、輸入盤のマイナーレーベルに対応しているとは思えないので、もはやリッピングしてもメタデータ(楽曲情報)を拾えないのか? いや、どうなのかな、それともできるのかな。試してみればすぐにわかるけど、うーん、面倒だな……。

July 10, 2025

ふたたびジョナサン・ノット指揮スイス・ロマンド管弦楽団、「春の祭典」他

ジョナサン・ノット スイス・ロマンド管弦楽団
●9日はサントリーホールへ。昨晩に続いてのジョナサン・ノット指揮スイス・ロマンド管弦楽団。この日はソリストにHIMARIが登場するとあってか、全席完売。プログラムはジャレルの「ドビュッシーによる3つのエチュード」、シベリウスのヴァイオリン協奏曲(HIMARI)、ストラヴィンスキーのバレエ「春の祭典」。昨日書き忘れたけど、弦は対向配置。開演前の楽員入場はアメリカのオーケストラと同様、各自が自分のタイミングで入って音出しをする方式。
●一曲目、ジャレルの「ドビュッシーによる3つのエチュード」はたぶん初めて聴いたけど、ドビュッシーの12の練習曲から第9、10、12曲を抜粋して管弦楽用に編曲したという曲。完全にドビュッシー・スタイルのオーケストレーションで、本物?ってくらいのドビュッシー感。シベリウスのヴァイオリン協奏曲では、先日ベルリン・フィルへのデビューが話題を呼んだHIMARIが主役。14歳ということだが、遠目には年齢以上に年少に見える。みずみずしいソロ。オーケストラは彫りの深い音楽で応える。大喝采の後、ソリスト・アンコールでイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番。すっかり手の内に入った作品のようで、鮮烈。感嘆するとともに、ただただ健やかな成長を願うばかり。HIMARIのお母さん、吉田恭子も有名なヴァイオリニスト。昔、お母さんのCDについて原稿を書いた記憶がある……。
●後半、ストラヴィンスキー「春の祭典」は、前夜の「ペトルーシュカ」と同様、オーケストラの持ち味が出ていたと思う。カラフルで明るく、パステルカラーみたいな清爽さ。ノットが意匠を凝らした鮮度の高い「春の祭典」で、キレも十分、推進力と弾力性を感じる。終盤はスリリング。この日もノットの短いスピーチが入って、アンコールとしてラヴェルの「マ・メール・ロワ」終曲の「妖精の園」。このオーケストラにぴったりの選曲だろう。柔らかくて優しい。爽快な幕切れの後、拍手が続いたが、多くの楽員たちはそのままステージに残って記念撮影大会に。ノットも登場して喝采を浴び、流れで記念撮影の和に入った。わしゃわしゃとした祝祭感がなかなかよい。
ジョナサン・ノット スイス・ロマンド管弦楽団
●記念撮影の様子をメタ記念撮影する人たち……の様子を撮ったメタメタ記念撮影。

July 9, 2025

ジョナサン・ノット指揮スイス・ロマンド管弦楽団の「ペトルーシュカ」他

ジョナサン・ノット スイス・ロマンド管弦楽団
●8日はミューザ川崎でジョナサン・ノット指揮スイス・ロマンド管弦楽団。東京交響楽団のホームであるミューザ川崎で、ノットが別のオーケストラを指揮している。これはパラレルワールドに迷い込んだような不思議な光景。ノットは2017年よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽&芸術監督を務めている。
●プログラムはオネゲルの交響的運動第2番「ラグビー」、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番(上野通明)、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」(1911年版)。オネゲルは一応「お国もの」ということになるのか。「ラグビー」は好きな曲なんだけど、ライブで聴く機会はかなり貴重。スマートな演奏で爽快。同じフットボール仲間ということで、自分はサッカーのイメージで聴く。イメージとしては両チームともコンパクトな陣形を保ったままプレッシングの応酬を続けるモダンフットボールで、スコアは0対0だ。ショスタコーヴィチでは上野通明が縦横無尽のソロ。切れ味鋭く、気迫に満ち、しかも美音。この曲、初めて聴いたときから、冒頭主題の反復がなにかの警告みたいだなーと感じている。耳について離れない執拗さ。一本しかないホルンが活躍する珍しい曲。ソリスト・アンコールはプロコフィエフの「子供のための音楽」から「行進曲」。これはウィットに富んだ楽しい曲。
●後半のストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」は1947年の改訂版ではなく、より大編成の1911年版。改訂版のほうが色鮮やかでシャープな印象があるが、作品が当初与えた衝撃を重視してのノットらしい選択。情報量の多い細密なカオスが愉悦をもたらす。カラフルだけど、透明感があり、ふっくらと柔らかい質感のサウンドで、オーケストラの持ち味が出ていたと思う。満喫。とても盛り上がる曲なんだけど、最後はホラーのように不気味な叫びで終わるのが「ペトルーシュカ」。これで終わるわけにはいかないと、ノットはスピーチをして、その3年前に作曲された「花火」をアンコールに演奏。これもオーケストレーションがカラフルで、華やかに幕を閉じた。来日オーケストラのアンコールは気軽に聴ける有名曲が選ばれることが多いけど、こういう気の利いた選曲をしてくれるのがノット。ありがたし。
●カーテンコールをくりかえした後、ノットのソロ・カーテンコールに。なんだか東響のときとは違った雰囲気だなーと思っていたけど、ノットも楽員もみんなネクタイをせずにシャツの襟を開いているからなのかも。

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制作者

飯尾洋一(Yoichi Iio)

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