Disc: 2013年8月アーカイブ

August 23, 2013

ドゥダメル&ベルリン・フィルの新譜「ツァラトゥストラはかく語りき」リリース

ドゥダメル&ベルリン・フィルのR・シュトラウス●ベルリン・フィル&ドイツ・グラモフォン録音100周年記念アルバムとして、ドゥダメルとベルリン・フィルのコンビによる初録音、R・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」他が発売された。ベルリン・フィルといえばサイモン・ラトルが2018年までの現契約満了で首席指揮者を勇退するという話があったけど、こうして新譜CDがリリースされるのを見ると、後継者はドゥダメルなのかなあ、みたいな雰囲気になるっすよね。ぜんぜん根拠レスだけど。
●なんとなくこのジャケット・デザインに昭和のおっさんホイホイ的なセンスを感じる。あるいはセルフパロディ的というか。
●で、国内盤のほうが若干先行発売されているのだが、時代は変わったなあと感じるのは、同じアルバムがiTunesですでに7/24から特別価格600円で超大幅先行発売されていたということ。というか、その事実がレコード会社のプレスリリースにババーン!と堂々と記されていることというべきか。
●フィジカルだろうとデジタルだろうと、「聴きたい」っていうリスナーにとっては同じなんすよね、購買チャンネルが違うだけで。実のところ、このドゥダメルの音源はCDリリース前からSONYのMusic Unlimitedでも聴けた(一応。ギャップレス再生できないが)。さらに言えば、もととなるライブ映像はベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホールでアクセスできたわけで、みんな好きなところから聴けばいいわけだ。iTunesが好きではない方はamazon mp3からスペシャルな価格でゲットできる。

August 20, 2013

対決。ラン・ランvsラトル

ラン・ランとラトル●「うりゃ!」
●「どや!」

August 2, 2013

ラトル&ベルリン・フィルの新譜にWarnerのロゴ

ラトルのラフマニノフ「鐘」●ラトル&ベルリン・フィルの新譜はラフマニノフの合唱交響曲「鐘」&交響的舞曲。で、この輸入盤のCDジャケットを見ると、右上にEMIのロゴではなくWarnerのロゴが入っている! ええっ。あの赤いEMIのロゴはもう使われないの? これまでの旧譜の発売会社はどうなるんでしょう?
●おさらい。少し前まで世界の「メジャー」と呼ばれるレコード会社には、ユニバーサル、ワーナー、EMI、ソニー、BMGの「五大メジャー」があった。クラシックのレーベルで言うと、ドイツグラモフォンやDECCAはユニバーサルに、TeldecやEratoはワーナーに、RCAはBMGに属していた。で、2004年、ソニーとBMGが合併した。新たにユニバーサル、ワーナー、EMI、ソニーの「四大メジャー」体制になった。
●で、昨年、ユニバーサルがEMIのレコード部門を買収することになった。これでユニバーサル、ワーナー、ソニーの「三大メジャー」になったわけた。これに伴って今年から日本法人も経営統合されて、ユニバーサル ミュージック合同会社がEMIミュージック・ジャパンを吸収合併している。
●が、ここからさらに新たな展開があって、EMI傘下だったParlophoneレーベル・グループについては、ワーナーに譲渡されることになった。で、ここにはEMIクラシックスやVirginクラシックスが含まれている(Warner to buy the Parlophone Label Group / EMI Classics and Virgin Classics are part of the package)。クラシックに関して言えば、EMIがユニバーサルに移ったと思ったら、今度はワーナーに移るというわけだ。国内ではすでにEMIの新譜の宣伝をユニバーサルが行っているというのに、いったいどうなるんだろう……と思っていたところに、上記のようなラトル&ベルリン・フィルの新録音が登場。ワーナーのサイトにも、こんなアルバム情報ページができている。

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