April 18, 2002

ニッポン代表vsコスタリカ代表

●ニッポン代表vsコスタリカ代表戦@横浜国際、久しぶりの代表生観戦。入場者数6万超でほぼ満員。W杯の予行演習モードも込みで混雑ぶりも体験。このスタジアムは都市部にあるので交通機関的には問題が少ない。なので、ほかよりはマシだろうとは思うものの、やはりこれだけの人間が一ヶ所に集まるとフツーの試合とは違ってくる。ぐったり。まあ試合内容が悲しかったせいもかなりあるが。
●ニッポンは国内組のみ。GK:楢崎-DF:松田、宮本、中田コ-MF:明神、戸田、左にアレックス、右に市川、トップ下に小笠原-FW:柳沢、鈴木タカ。序盤からコスタリカに押し込まれる展開で、特に7番のフォンセカ、15番の右アウトサイドの選手に日本の左サイドをなんども破られていた。コスタリカは技術が高く、守備は組織的にプレスをかけてくるスタイル。日本の前線でだれもボールをキープできず、アレックスの個人技による突破以外からはほとんどチャンスが生まれない。前半のうちに、精彩を欠いた小笠原を森島に、楔のパスを受けさせるために柳沢を西澤に交代。
●後半からは市川を下げ、中央に福西、右に明神という中盤構成に。エリア内の中田コのファールでPKを与えてしまったが、大ブーイングのせいもあってか、キッカーのコースが甘く楢崎がセーブ。前半よりは好機も作れていたが、なんどかあったチャンスに鈴木が決められない。内容では負けていたものの、70分に明神が右からあげたクロスボールが、なぜかゴールに入ってしまう。反対側のサイドでよく見えなかったが、ミスキックでアウトに回転がかかりゴールになってしまったというあまり喜べない得点で、「このまま1-0で勝ってしまうのは納得いかない」と思っていたら、77分にフォンセカに代わって入っていた9番(パークス)に簡単にラインの裏を取られ、同点に追いつかれる。
●内容の乏しさに場内からは「俊輔コール」。トルシエは終盤に服部、波戸、俊輔、久保を投入するがあまりに時間がない。服部と俊輔がどうやって同時にピッチに立っていたかというと、4バックの左に服部(右に波戸)、中盤の左に俊輔という構成。奇妙なことに、俊輔はピッチに入っても勝手に(?)中央、さらには右サイドと自由にポジションをとり、一時は左サイドに鈴木が入っているかのような不思議な布陣になっていた。トルシエを無視したのか?>俊輔。ま、さすがにしばらくしたら左サイドにもどっていったが。
●結局、運も味方しての1-1。残念ながら、最近の代表の試合ではもっとも内容の悪い試合になってしまった。コスタリカがいいチームだったことも確かではあるが……。(04/18)

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