April 18, 2004

JEF市原vs新潟

大事なことは、昨日どうだったか、明日どうかではなく、一日一日を大切にすることだ。(イヴィチャ・オシム)

オーストリア時代のオシム監督。ちょっと若い●JEF市原vsアルビレックス新潟。国立競技場であるし、天気が良いのでふらりと観戦に出かけようかと直前まで迷いつつも、結局ゴロ寝しながらテレビ観戦。JEFの持ち味は走るサッカー、走って走りまくる。走れ、JEF! 走れ、新潟! ワタシゃ寝る。
●今年もJEFは強い。去年一年の強さが一時のものではなく、少なくともオシム監督がいる限りは上位にとどまることは確実。今日も決して内容が良かったとは思わないが、それでもダイナミックで、ボールも選手もよく動くサッカーをする。選手が入れ代わったり、けが人でキープレーヤーを欠いたりしても(阿部、マルキーニョスが不在)、質はそう変わらない。ちょっとうらやましい。公式サイトのオシム語録は相変わらず絶好調。
●後半の途中まではJEFが圧倒、2-0とリードしながら3点目がなかなか取れない。押し込まれていた新潟は、長身フォワードの森田を入れる。すると森田がミリノヴィチに競り勝って、ゴールを決める。2-1となったとたん、新潟の猛攻にひたすらJEFが耐えるという、それまでとはまったく逆の展開になってしまった。かろうじてそのまま2-1で逃げ切ったが、JEFはいつも終盤に弱く、新潟はいつも終盤に強い。
●新潟というチームで難しいのはキーパーの野沢。むらっ気と「スターな気分」はキーパーにとって災厄が約束されたようなもので、見ていてハラハラする。しかしセーブ力は異常に高く、代わりを見つけるのは難しい。サポーターから愛されても憎まれてもおかしくないし、将来代表に入っても今季移籍リストに載せられてもおかしくないという、極端な存在だと思う。

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