January 13, 2009

歌うヒラリー

●横浜みなとみらいホールでヒラリー・ハーン。アイヴズのヴァイオリン・ソナタ第4番、第2番、第1番、イザイの無伴奏第4番、第6番、「子どもの夢」、ブラームスのハンガリー舞曲集から数曲とバルトークのルーマニア民族舞曲。すばらしい。プログラムを見たときはなんだかハンガリー舞曲ってのが浮いてるような気がしたんだけど、イザイを別とすれば民謡由来のメロディ、口伝に歌い継がれたメロディを盛り込んだ曲っていうのが共通テーマになるのか。どれもこれも土臭さの微塵も感じられない洗練された現代の音楽として響いてて、アイヴズの終止感ゼロのエンディングよりもハンガリー舞曲第5番のベタな曲想のほうがお尻がムズムズして落ち着かなくなる。なんでその曲やるのー、みたいな。イザイだとほっとするとか。完璧。仮に完璧でないときでも完璧。
●自分があと20歳くらい若かったら、ヒラリーのおっかけになっていたかもしれん。なんていうか、ファンになりがいがある。ヴァイオリニストとして優れているっていうだけじゃファンにならないと思うんすよ。ファンになってしまうのはきっと距離感のメリハリ。CD聴いて雲の上のサイボーグっていうくらいに遠くて高いところに感じて、でもサイン会でニッコリ微笑んでくれるとか、YouTubeチャンネル開いて、Happy Birthday, Jean Sibelius! を歌ってくれてるとか。これ見て「オレもシベリウスになりたいぞ!」と悶えるとか(笑)。Twitterまでやってて、1月7日のオペラシティの公演について言及している。ブログよりTwitterだな、身近な感じがするから、ヒラリー。
●意外と客席の空気は落ち着いているなと思ったら、終演後のサイン会の行列は凄まじく長かった。なんかこのパターンって、最近ほかでもあった気がする。クールなのかホットなのか軽く謎。

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