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August 13, 2012

クシシュトフ・ウルバンスキ東京交響楽団首席客演指揮者就任発表記者会見

ウルバンスキ東京交響楽団記者会見
●9日、恵比寿のポーランド大使館でクシシュトフ・ウルバンスキの東京交響楽団首席客演指揮者就任発表記者会見。ウルバンスキの東響首席客演指揮者就任については以前にもお伝えしたが、今回の来日ではフェスタサマーミューザの2公演を指揮している。1982年ポーランド生まれで、現在インディアナポリス交響楽団音楽監督とノルウェーのトロンヘイム交響楽団首席指揮者。2014年にベルリン・フィルへのデビューが予定される。東響とは過去2回の共演でオーケストラにも強烈な印象を与えた。なにしろリハーサルから暗譜。一見すると独特な解釈のようでいて、でも楽譜に忠実で、慣習的なルバート等にとらわれずに作品を洗い直すと評判。会見にはTシャツ、ジーンズ、スニーカーで登場、カッコいい。
●ウルバンスキは特に音楽的な環境に生まれたというわけではなく、「12歳になって専門的な音楽教育を受け始めた」とか。当初は作曲を志していたが、たまたまアンサンブルでテンポを刻む人が必要になったので自分がやってみたら、指揮こそが自分のやりたかったことだとわかったという。
●会見後のレセプションで、どうしてリハーサルから暗譜をするのか尋ねたところ、「若い指揮者が指揮台で譜面のほうを見ていると、その間に楽員がおしゃべりをしたりケータイをいじったりするので、全部覚えてしまうことにした。というか、事前に勉強しているうちに覚えてしまう」のだとか。また「スコアを勉強するときは録音は聴かないようにしている」とも。東響とは来年、再来年の共演も予定されており、これまでのドヴォルザーク、ショスタコーヴィチとは違った路線の演目が聴けそう。
●フェスタサマーミューザでは7日のドヴォルザークの交響曲第7番他、12日のショスタコーヴィチの交響曲第5番他に出演(ともにテアトロ・ジーリオ・ショウワ)。特に12日はすばらしい名演で、客席が大いに沸いていた。爆演ではなく、清新きわまりないショスタコーヴィチ。テンポ設定も変わっているけど、本当はこんな曲だったのではと思わせる。弱音の美しさも秀逸。棒の振り方も特徴的で、柔らかくて力まない。非凡。

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