May 11, 2015

LFJ新潟2015

lfj新潟2015
●今年は東京の翌週にLFJ新潟が開催。FM PORTの番組「クラシックホワイエ」を通じてのご縁もあって、昨年に続いて新潟を訪れた。メインとなる会場はりゅーとぴあ。環境的には抜群にいい。音響面ですぐれているばかりではなく、都市公園に囲まれた広々としたぜいたくな空間や、館内からガラス壁を通して緑が目に飛び込んでくる設計など、きわめて快適。会場間の移動も楽、しかも大半のチケットが当日券で購入できる。熱気という点ではもうひとつだし、街中に音楽祭の気配があまり感じられないのも気になるが、聴く側からするとこの落ち着いた雰囲気は大きな利点にもなる。
●トレヴィーノ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアのベートーヴェン「英雄」。コンパクトな編成ながら、生命力にあふれた好演。トレヴィーノの統率力の高さを実感。LFJでは新潟だけ出演のアンドレアス・シュタイアー。モダンピアノを弾いてシューマン&メンデルスゾーン。セルフ譜めくり。「子供のためのアルバム」他の選曲もあり、才気走ったというよりは柔和。
●今年から会場と新潟駅を往復する無料シャトルバスが走るようになったのが大吉。30分に1本だが、あるとないでは大違い。会場は新潟駅から徒歩圏にない。すぐ近くの大通りに出れば新潟駅行きの路線バスはいくらでもあるのだろうが、やっぱりシャトルバスがあるとひとつ面倒事から解放される(県外からの来訪者にとっては)。
●客層は東京と同様に多様で、オケ定期などに比べればはるかに若い。東京より一般公演の子供率は高いと思う(どんなイベントでもそうなるのかもしれないけど)。なごやか。東京から足を運ぶのなら、観光と合わせても楽しめるだろうし、音楽祭だけに入り浸っても満足できると思う。どちらでも行ける。

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