July 24, 2015

人工知能が見る夢、GoogleのDeep Dream

●少し前からネット上のあちこちで話題になっている、Googleの人工知能Deep Dream。これは画像処理のためのAIを用いて既存の画像から悪夢のような絵を作り出すというプログラムコードで、かなりインパクトのある画像を生み出してくれる。元画像に対して、AIが既知のパターンに似たなにかを認識して、それを学習済みのパターンに置換するというフィードバックをくりかえしているそうなのだが、これはたしかに「夢を見る」というメカニズムに似ているのかもしれない。このプログラムをウェブインターフェイスで実行してくれるサイトがあるので、自分も画像を投稿して試してみた。
●まずはこちら。首都圏の低山愛好家にはおなじみ、高尾山の薬王院で撮った一枚。元の写真に生物はなにも映っていないのだが、いたるところに謎の生命体が現れている(元画像との比較はこちらへ)。
高尾山薬王院

●もう一枚。こちらは公園で日向ぼっこをしているオナガガモの一群を撮ったものだが、カモたちが別の生命体にトランスフォームしている。なにか妙に犬っぽくもあり、鳥っぽくもある。ただの枯葉にも命が宿っているっぽい(元画像との比較はこちらへ)。
オナガガモ

●人間の顔がいちばんスゴいことになるのだが、気持ち悪すぎるかもしれないので控えておいた。関心のある方はお試しを。処理にはかなり時間がかかる。最初の一枚が処理されるには一週間くらいかかったが、その後、高速化が図られたようで最近投稿したものは二日くらいで処理してくれた。

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