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November 30, 2015

オッコ・カム指揮ラハティ交響楽団~シベリウス交響曲サイクル

シベリウス●生誕150年企画でこの時期に集中して来日するフィンランドの名指揮者たち。リントゥ、ヴァンスカ、さらにオッコ・カムも。オッコ・カムはラハティ交響楽団と3公演にわたってシベリウス交響曲サイクルを指揮。プログラム的には交響曲第5、6、7番にひかれるんだけど、その日は都合がつかず、27日の交響曲第3番、ヴァイオリン協奏曲(ペッテリ・イーヴォネン)、交響曲第4番へ(東京オペラシティ)。交響曲第4番で終わるというのが演奏会としてはどうなんだろうと思わなくもないが、番号順で三日間に分けるとこうなるのか。
●先日のリントゥ指揮フィンランド放送響に比べると、こちらのほうがローカリズムを感じさせるだろうか。第3番の冒頭がかなり意外性のあるニュアンスの付け方だったので、全編この調子で行くのかと思いきや、そうでもなくて大らかで伸びやかな好演。ヴァイオリン協奏曲はペッテリ・イーヴォネンが気迫のソロで、求心力のある音楽を聴かせてくれた。アンコールにイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番から「バラード」。後半はいつ聴いても暗鬱な気分になる交響曲第4番。さすがにこれでおしまいということはなく、アンコールは気前よく3曲も。「悲しきワルツ」、組曲「クリスティアン2世」より「ミュゼット」、「鶴のいる風景」。オケの退出後、オッコ・カムのソロ・カーテンコールあり。
●交響曲第4番→「鶴のいる風景」はワーグナーだなあ、って感じる。「パルジファル」→「トリスタンとイゾルデ」的な。

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