February 16, 2017

ラ・フォル・ジュルネ2017、今年のプログラムを眺めて

ラ・フォル・ジュルネラ・フォル・ジュルネ2017、「ぴあクラシック」の原稿用に記者会見資料一式を入手。まずはざざっと今年のプログラムを眺めてみた。今回のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。バロック期の舞曲から民俗舞踊由来の作品、バレエ音楽、ボーダーレスな作品など、いくらでも広がりそうなテーマ。備忘録として、気になる演目をいくつか(プログラムは今後変更の可能性あり)。
●5月4日。ホールAの遅い時間帯にラヴェルのボレロ(ピアノ&オーケストラ版)というのがあるのはなに? 小曽根真とロフェ指揮ロワール管弦楽団。ピエルロ&リチェルカール・コンソートはパッサカリア、シャコンヌ、フォリアなどの舞曲プロ。ピアノではネルソン・ゲルナーがアルベニスの「イベリア」から3曲、ルイス・フェルナンド・ペレスがファリャ。この日以外のプログラムでもいいが、なにかを聴ければ。
●5月5日。ホールAで井上道義指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアでグラスの2つのティンパニとオーケストラのための幻想的協奏曲。しかし同じ時間帯の裏番組で、マタン・ポラトとアルデオ四重奏団らによるショーソンのヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のためのコンセールが重なっている。どうしたものか。マタン・ポラトのピアノはどこかで一公演は聴きたい。この日のルイス・フェルナンド・ペレスはグラナドス。ベレゾフスキーとギンジンという大男ピアノ・デュオで、ケージの2台プリペアド・ピアノのための3つのダンス。そんなのやるんだ。これも裏番組でヴォロディン&小曽根真のデュオがあるのだが。というか、ペレスも重なっていて悩む。プソフォス四重奏団のシマノフスキの弦楽四重奏曲第2番+ジョン・アダムズ「舞曲についてのジョンの書」抜粋というのも目をひくが、これはG409なので席数が少ない。
●5月6日。オネゲルのオラトリオ「ダヴィデ王」。今のところ今回のハイライトはここか。ロイス指揮でシンフォニア・ヴァルソヴィアのメンバーとローザンヌ声楽アンサンブル他。あとはベレゾフスキーとリス指揮ウラル・フィルでハチャトゥリアンのピアノ協奏曲他。タン・ドゥン、ヴィクトロワとの組合せで、なんというか、お得感あり。
●期待以上にいい感じのプログラムになっている気がする。テンション上がってきた。

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