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January 25, 2018

仲道郁代記者会見

仲道郁代記者会見 2018年1月
●24日はアークヒルズ・クラブで仲道郁代記者会見。昨年デビュー30周年(!)の節目を迎え、これまでを振り返りつつ、これからの10年に向けてのプランを語ってくれた。スゴいんすよ、なんと10年かけるリサイタル・シリーズの曲目が一通り発表されていた。2種類のシリーズがあって、ひとつはベートーヴェン中心のプログラム。2027年の演奏活動40周年、さらにはベートーヴェン没後200年に向けての新シリーズということで、ベートーヴェンのソナタとこれに関連した前後の作曲家の作品でプログラムが組まれたシリーズ。2018年は「パッションと理性」という題で、ベートーヴェンの「熱情」とブラームスのピアノ・ソナタ第3番他が演奏される。で、2019年、2020年……と続いていって、2027年は「生と死の揺らぎ」の題でショパンの「葬送」とベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」の組合せ。10年先まで曲目が決まっているなんて!
●シリーズはもうひとつあって、こちらはピアノの響きがテーマとなっているようで、2018年はプレイエルで弾くショパン、2019年はシューマン、2020年はドビュッシー……と続いて、2027年は「変奏曲を極める」。こちらのシリーズも10年分のプログラムが発表されていた。10年間、この通りにプランが進むんだろうか……きっと進むにちがいない。
●この両シリーズ、名前がない。会見後の懇親会で仲道さんに「どうして名前がないのでしょう」と尋ねたら、「ほしいですよね。なにかいい名前はありませんか?」。
●会見で印象に残った仲道さんの言葉。「この30年間とても充実した年月を送ってこれた。支えてくれたみなさんに感謝している。30年間ずっと多忙が続いてきたので、もはやそれが日常になってしまっている。もう舞台の上に住んでしまいたい。それくらいピアノが好き」「30年前に演奏しているときはどんな感じになるかと問われて、イタコのようと答えた。今もそれは変わらない。演奏中は無になれる」「24時間、ピアノのことばかり考えている」
●近く開催されるところでは3月16日に東京芸術劇場で「仲道郁代 ピアノ・フェスティヴァル」がある。こちらは「5台ピアノの響演」。仲道郁代、上原彩子、小川典子、金子三勇士、清水和音、萩原麻未の6人が一堂に会する。「名手たちの60指、乱舞!」というキャッチコピーが秀逸。