ドミノ・ピザ
May 14, 2018

マリノスvsガンバ大阪、戦術さえ機能すればもはや勝点などどうでもいい

トリコロール●さて、残留争いを戦うマリノスは下位同士の直接対決、マリノスvsガンバ大阪戦。J1ではどうやら広島がぶっちぎりの1位でリードしているそうなのだが、そんな頂上の出来事などわれわれの眼中にはない。ハイライン、ハイプレス、ゴールキーパーとディフェンスラインの一体化を掲げ、ポステコグルー教祖のもと「機能すると勝てず、機能しないと勝てる」ポストモダン戦術によってJリーグを席巻するマリノス。こんなサッカー、見たことない。今年のマリノスさんは強いですねえ。対戦相手が口々にそう言い続けて3勝5分6敗で15位。戦術が特殊すぎて孤高の存在、いや孤低の存在になりつつある。
●で、ガンバ大阪戦。またゴールキーパーの飯倉がやられた。戦術の都合上、毎試合6~7キロは走らなければならないというウチのキーパーは、かなりの時間帯でゴールをがら空きにしてディフェンスラインに加わってゲームの組み立てに参加している。だから対戦相手は毎試合のように臆面もなく超ロングシュートを狙ってくる。ふふ、なんと安直な考え、そんな超ロングシュートがそうそう入るわけがなかろう……といいたいところだがっ! これが入るんだっ! 本当に容赦なく入るっ! こんどは藤本淳吾にハーフラインよりずっと手間から60メートル弾を決められたよっ! もう今季3本目じゃないか超ロング入れられたの。恐ろしい、Jリーグのレベルは高い。今季のマリノスはこんなふうにボカスカと失点している。対戦相手の高笑いが聞こえてくるようだ。
●一方、マリノスは天野純の完璧なフリーキックで1点を返した。このキック、左足で蹴って左から巻いてゴール左上に入るというキックで、あの位置から決められるレフティはそうそういない。しかし、よく考えてみよう。マリノスは特殊戦術のおかげでかなりの時間、ボールを支配し、主導権を握って攻撃し続けていたわけだが、ゴールが入ったのは戦術とは無関係な天野純の超絶技巧のおかげなんである。戦術が機能すると失点はするが得点はできず、戦術と無関係なシーンで得点が生まれる。なんという倒錯的戦術なのか。1対1でドロー。
●しかし勝点など気にしてどうする。今われわれはこのうえなくエキサイティングな戦術を完成させつつあるのだ。この美しいアタッキングフットボールのためなら、J2に落ちようが、J3に落ちようが関係ない。ポステコグルー監督には地獄の果てまでこのチームを率いていただきたい。もはやありきたりのサッカーでは、刺激に乏しく満足できない。これは伝説だ。なぜほかのチームはウチの戦術をマネようとしないのだろうか?

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