July 10, 2018

CD「はじめてのクラシック~親子で楽しむ世界の旅」、新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室「トスカ」

●ワールドカップは準々決勝と準決勝の間の小休止。この間に宣伝をふたつ。
●まずはCD、「はじめてのクラシック~親子で楽しむ世界の旅」。これはソニー音楽財団の未就学児向けクラシックコンサート・シリーズ Concert for KIDS と連携したCDで、ブックレットの曲目解説を書かせてもらった。曲としては「乾杯の歌」とか「天国と地獄」とか「主よ、人の望みの喜びよ」等々、未就学児にも聴きやすそうな曲が並んでいるのだが、解説を書くにあたって(親が子に読み聞かせるという前提で)幼児に理解可能な概念だけを用いて書こうと試みた。つまり、こういう子供向け企画って、なんとなく平易な日本語で書けばオッケーかな~的な考え方もあるとは思うのだが、もし本当に幼児に語りかけるとしたら、たとえば「愛の喜び」の解説を書くのに、なんの説明もなく「愛」という言葉を使うのはNGなんじゃないか、って思った。だって、「愛」って普通の幼児には難しすぎる言葉だし。「オペラ」も「イエス・キリスト」もNGだ。その代わり、どんな解説にも書いてあるような基本事項を押さえる必要はないはず、と考えた。
●もうひとつ。現在、新国立劇場で平成30年度高校生のためのオペラ鑑賞教室「トスカ」が上演中。先日、一般向けの公演を観たわけだが、続いて同じ演出で高校生向け公演が開かれているんである(キャストは別)。オペラ初体験に「トスカ」。なかなかいい作品選択では。このプログラムノートに作品解説、聴きどころ等の原稿を書いた。こちらは高校生が読むという前提で書くわけで、どんな書き方をすればいいんだろうと一瞬だけ悩んで、すぐに答えが出た。ふつうに楽しく書けばいい。おおむね高校3年生時点の知力は大人の知力を上回っているんじゃないだろうか。数学IIIとか日常的に解いてるんだし。

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