September 6, 2018

ローマ歌劇場2018日本公演開幕記者会見

ローマ歌劇場2018日本公演開幕記者会見
●いよいよ9月9日からローマ歌劇場の日本公演が開催される。演目はヴェルディ「椿姫」とプッチーニ「マノン・レスコー」で計7公演。開幕に先立って、5日に東京文化会館の大会議室で記者会見が開かれた。写真は左より「椿姫」に出演するアントニオ・ポーリ(アルフレード)、指揮のヤデル・ビニャミーニ、フランチェスカ・ドット(ヴィオレッタ)、合唱指揮のロベルト・ガッビアーニ、アレッシオ・ウラッド芸術監督、「マノン・レスコー」を指揮するドナート・レンツェッティ、クリスティーネ・オポライス(マノン・レスコー)、キアラ・ムーティ(マノン・レスコー演出)。
キアラ・ムーティとオポライス
●オポライスは初来日。「プッチーニは私にとってもっとも好きな作曲家」と語る。今回のプロダクションについては「キアラに恋をしてしまうほどすばらしい演出」。その演出のキアラ・ムーティ(リッカルド・ムーティの娘)は、プッチーニよりも先に同じ原作をオペラ化したマスネの「マノン」を引き合いに出して、「ふたつの作品には大きな違いがある。マスネのマノンはフランス人で、プッチーニのマノン・レスコーはイタリア人。原作では派手でぜいたくを好む女性として描かれているが、プッチーニのマノン・レスコーは最初から宿命を感じ取り、悲劇を予感する女性として描かれている」。またオポライスについて「彼女は歌手である以前に、女優である。リハーサルで私自身が感動してしまうほど」という。
●今回のふたつの演目には「愛と富を求めるヒロイン」という共通項がある。「椿姫」の演出はソフィア・コッポラ。つまりどちらの演出家も偉大な父を持つ女性ということになる。ソフィア・コッポラの「椿姫」は映画として先に公開されており、当欄でもご紹介している。衣裳がヴァレンティノ・ガラヴァーニという点でも話題を呼んだ。ポーリは「映画にもなっているけど、本物は映画よりずっとすばらしい」と念を押していたのが、まるでMETライブビューイングのお決まりのセリフみたいでおかしかった。
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●この日は午前中のローマ歌劇場記者会見に続いて、午後からはすみだトリフォニーホールにてトン・コープマン指揮新日本フィルの公開リハーサルへ。同ホールのトン・コープマン・プロジェクトで、コープマンは本日6日に新日本フィル、8日にアムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団を指揮する。夏が終わって、一気にシーズンが始まったという感じ。

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