September 6, 2019

ニッポンvsパラグアイ@親善試合

パラグアイ●9月10日に早くもワールドカップ2022カタール大会の2次予選、アウェイのミャンマー戦が行われる。で、その直前の強化試合として行われたのが昨夜のパラグアイ戦。せっかく代表メンバーを招集するのだから、1試合だけではもったいないというわけでカシマで親善試合を開催。もし親善試合が2試合だったら森安監督はAチームとBチームに分けてほぼ全員を出場させるだろうが、今回はテスト+本番。テストのほうがずいぶん格上の相手だが、なにせ本番はアウェイ。テストでも本番と同じメンバーを先発させたと考えるのが自然か。
●ニッポンのメンバーはGK:権田、DF:酒井宏樹(→植田)、冨安、吉田、長友(→安西幸輝)-MF:橋本拳人、柴崎(→板倉滉)-堂安(→久保建英)、南野、中島(→原口)-FW:大迫(→永井謙佑)。所属先のポルティモネンセで出番を失っている権田は4か月ぶりの試合だった模様。無問題。ベンチの川島永嗣も試合には出ていない。ベルギーのシントトロイデンに移籍したシュミット・ダニエルがおそらく正キーパーだが、けがをしたらしい。バックラインは盤石の4人といった感じ。唯一プレミアリーグでプレイする吉田に、マルセイユで主力の酒井宏樹、ボローニャに移籍して右サイドバックとして評価を高める冨安、そしてガラタサライの長友。欧州での実績という点でいえば、このチームの核はバックライン。後半は酒井宏樹に代わって植田をセンターバックに入れて、冨安をサイドバックに。酒井宏樹が絶対的な存在になっているので、冨安はセンターバックでの起用が基本だと思うが、右サイドバックのオプションができたのはありがたい。
●東京の橋本拳人は唯一のJリーガー。落ち着いたプレイで守備で大活躍。交代出場した板倉が冴えなかったのとは好対照。攻撃ではやはり堂安、南野、中島の技術の高さが圧倒的で、パラグアイ相手でも一対一に強い。屈強な相手のタックルをするすると交わす。特に中島のドリブルは痛快。南野はいつまでザルツブルクにいるんだろう。途中出場の久保建英は代表最年少ゴールを決める気マンマンで、がんがんと仕掛けてきたが、惜しくも決めきれず。さすがに巧い。今回はもっぱらニッポンが攻める展開だったので問題はなかったが、守勢に回ったときにどれだけできるかが気になるところ。
●ニッポンの2ゴールはいずれもサイドバックからの低いクロスを中央で決める形。1点目は左の長友から大迫、2点目は右の酒井から南野がゴール。長友のクロスは幸運もあったが、どちらもチーム全体の連動性が高くて、きれいな形。パラグアイは移動と気候の影響か、体が重そう。ニッポン 2-0 パラグアイ

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「DCHでペトレンコ指揮ベルリン・フィルのベルク&「第九」」です。

次の記事は「英国ロイヤル・オペラ2019日本公演開幕記者会見」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ