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April 15, 2020

おうちでオペラ

●コンサートもオペラもサッカーも、ウィルス禍によりライブ・パフォーマンスがすべてなくなってしまった今、これらは過去を振り返るものになっている。音楽団体はアーカイブを公開し、DAZNは過去の名勝負とスポーツアニメ名作選を配信している。
●新国立劇場は「巣ごもりシアター」と題して、過去の公演記録映像を期間限定で無料公開中。大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンから、モーツァルト「魔笛」、プッチーニ「トゥーランドット」、今シーズンの開幕公演チャイコフスキー「エウゲニ・オネーギン」(エフゲニー・オネーギン)の3作品を一週間ごとに配信する。現在公開されているのは「魔笛」(4月17日14時まで)。演出はウィリアム・ケントリッジ。3つとも劇場で観たプロダクションだが、もう一度見たい舞台をひとつ選べと言われたら、やはり「トゥーランドット」か。アレックス・オリエの演出にはさっぱり共感できなかったのだが、反感を覚えるのは気になっているということでもある。
●もうひとつ、ウィーン国立歌劇場のアーカイブも無料配信されていて、さっき見たらカルロス・クライバーのリヒャルト・シュトラウス「ばらの騎士」(1994)が配信されている。うーん、これはスペシャルすぎて気軽には見られない……と思いつつも、最初の10分だけチラ見。腕をぐるぐる回すクライバー。くらくらする。これはヤバすぎるヤツだ。閉じよう、ブラウザを閉じなければ。見てはいけないものを見てしまうことになる……。

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