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August 13, 2020

JFLの今シーズン、東京武蔵野シティフットボールクラブの行方

●J1、J2、J3の下にあるのがJFL。このウイルス禍にあって、日本サッカーの4部リーグがどうなっているのか、関心のある方はほとんどいないと思うが、現状を記しておこう。JFLは第1節から第15節までを中止ということにして、第16節から開幕することになった。東京武蔵野シティの開幕戦は7月19日のアウェイ高知ユナイテッドSC戦で、1対1の引き分け。無観客試合。で、次の試合が8月23日のラインメール青森戦。つまりまだ1試合しかしていないのだ。ホーム初戦はもっと先の話で、ようやく9月6日にソニー仙台戦が武蔵野陸上競技場で開催される。長らくサッカー観戦から遠ざかっているが、そろそろスタジアムに行きたいものである。
●で、その東京武蔵野シティに大きな方針変更があった。これまでJリーグ入りを目指すJリーグ百年構想クラブに認定されていたが、Jリーグ参入を断念し、地域に根ざしたアマチュアクラブとして活動するという。これに伴い運営法人も変更され、一般社団法人横河武蔵野スポーツクラブへの移管が段階的に行われることになった(お知らせ)。もともとこのチームは横河電機のサッカー部として出発して、そこから市民クラブへの道を歩んでいたチーム。巡り巡って落ち着くところに落ち着いたような感もあるが、一方で「東京第三勢力」、つまりFC東京でも東京ヴェルディでもないチームが今後も東京には求められてると思う。「東京都」はひとつふたつのクラブでカバーするにはあまりに大きすぎる……。あ、ごめん、FC町田ゼルビアも東京都だっけ。それとも神奈川県になったんだっけ?(なってません)。まあ、いずれにせよ町田は東京都でも神奈川県でもなく「町田」のクラブとして確固たるアイデンティティを築いている。
●ちなみにその他の東京のクラブでは、南葛SC(葛飾区)、東京23フットボールクラブ(主に江戸川区)、東京ユナイテッドFC(主に文京区)がJリーグ入りを目指している。しかし23区だと適当なスタジアムがないのが問題なんすよね。最新の立派な巨大スタジアムがど真ん中にあるんだけど、だれも使えないという……。トホホ。

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