March 28, 2022

豊田市美術館 展覧会「サンセット/サンライズ」

豊田市美術館
一週間前に豊田スタジアムに遠征したのだが、その際、スタジアムに行く前に立ち寄ったのが豊田市美術館。スタジアムと美術館は駅から見ると方向は逆なのだが(そして微妙に距離がある)、前々から行きたかったので。現在、展覧会「サンセット/サンライズ」が開催中(5/8まで)。
豊田市美術館「サンセット/サンライズ」
●中に入ると広々として快適度の高い空間が広がっていた。企画展も常設展もあるし、充実したコレクションを所蔵しているようだし、全般に予算の潤沢さを感じさせる。地元に住んでたら年パスはマストか。「サンセット/サンライズ」というテーマに直接的に結びつく題材の作品もあれば、もっとゆるかやなイメージでくくられたものもあり、思った以上に多様で、作品数も多い。
小林孝亘「Pillow」
●こちらはポスターやチケットにも印刷されてる小林孝亘「Pillow」(2021)。ふっくらとした質感に引き寄せられる。心地よい眠りの予感。Zzzzz……。
福田美蘭「涅槃図」
●福田美蘭「涅槃図」。昔話や童話に登場する動物や人間たちが大集合した情報量の多い画。作者の祖父である童画家の林義雄が描いた生き物たちが登場する涅槃図ということなのだが、作品成立の背景も題も知らずに眺めれば、夢の中にあらゆる童話の登場人物/動物たちが乱入している図にも見える。この絵を別の場所で見たことがある気がするのだが、記憶はあいまい。
クリスチャン・ボルタンスキー「聖遺物箱 (プーリムの祭り) 」
●クリスチャン・ボルタンスキー「聖遺物箱 (プーリムの祭り) 」。プーリムの祭りとはユダヤ人たちが滅亡を免れた故事に由来する祭りなのだとか。ひとつひとつの箱に子供の顔写真が電球で照らされている。ホロコーストを連想するというのが本筋の見方なのだろうが、時節柄、現在進行形の戦争に思いを馳せずにはいられない。

●これは抜群に楽しい作品。篠原有司男「ボクシング・ペインティング」。グローブを両手に装着し、ボクサーパンツとシューズを履き、グローブに絵具を付けて画面にパンチを繰り出す。その戦いの成果物。会場にはパフォーマンス映像も流され、グローブやパンツも展示されている。全長18mという長さから、力を振り絞って限界に挑む様子を想起する。見ているだけで足元がふらついてきそう。
豊田市美術館 道案内
●ところで、豊田市美術館へのアクセスだが、名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅から約800mとなっている。タクシーを使うと車内で展覧会の割引券がもらえるのだとか。この日、美術館の後でスタジアムに行くことから体力温存と思い、駅のタクシー乗り場に行ってみたのだが、タクシーが止まっていない。800mしかないのに待ったり呼んだりするのはなんか違うなと思い、歩いてみたのだが、写真のような案内が至るところにあり、スムーズに到着。まあ、この距離でタクシーは使わないか、普通……。で、帰り道だが、なんと、美術館にもタクシー乗り場がある。こちらは乗り場で電話するとタクシーが来てくれる方式。駅までなら使わないが、スタジアムまで歩くとそれなりに距離があるので、ここでタクシーを呼んだ。歩いても行けなくはないんだろうけど、早起き日帰り遠征だったのでどこかで楽をしておかないとと思い。

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