October 4, 2022

水沼の2ゴール、マリノスvs名古屋グランパス J1リーグ第31節

●マリノスの調子が戻ってきた。3連勝の後、札幌には引き分けたが、1日の名古屋戦は大勝。名古屋 0-4 マリノス。DAZNで観戦。結果は大差だが、試合終了直前に2ゴールを奪ったためで、大味な試合ではない。15分と46分に水沼宏太が2ゴール。どちらも選手間の連動性の高いビューティフル・ゴール。先制点は左サイドバックの永戸勝也が中に入ってアンデルソン・ロペスとのワンツーから抜け出て、マイナス方向へのパスに右ウィングの水沼が飛び込むダイナミックな形。今のマリノスらしい。試合終了後、2位の川崎が札幌相手に102分(←どれだけ長いアディショナルタイムなの)に逆転ゴールを許して敗れる波乱があった。1位マリノスと2位川崎の勝点差は8に。が、ぬか喜びは禁物。かつて優勝はほぼ決まったと思ったところからひっくり返されたことがあるので。
●今のJリーグの日本人監督で気になるのは、セレッソ大阪の小菊昭雄監督とサガン鳥栖の川井健太監督。小菊昭雄監督はプロサッカー選手経験がなく、なんと、大卒後にセレッソ大阪にアルバイト採用され、そこからスカウトやコーチのキャリアを積んで、ついに昨年に監督まで上り詰めた。現在リーグ戦4位、ルヴァン・カップでは決勝進出を決めていて成績も立派。
●鳥栖の川井健太監督は愛媛FCで選手として3シーズンを過ごした後、早々に現役引退して指導者の道に進み、女子チーム等の監督を務めた後、愛媛FC監督に就任。その後、山形でコーチとしてピーター・クラモフスキーを支えた後、サガン鳥栖の監督に就任して、若き戦術家として注目を集めている。クラモフスキーはマリノスの前監督ポステコグルー監督の右腕だった人。鳥栖のキーパーは元マリノスの朴一圭で、相変わらずフィールドプレーヤー並みにビルドアップに参加している様子。そんな点でもマリノス・ファンにとって気になる存在。現在リーグ戦は8位と健闘。鳥栖と契約更新したばかりだが、遠からず有力クラブによる奪い合いが起きるのは。