amazon
May 9, 2024

デ・キリコ展 東京都美術館

デ・キリコ展 東京都美術館
●東京都美術館のデ・キリコ展へ。ジョルジョ・デ・キリコ、生まれはギリシャだけど、両親ともにイタリア人。初期作品から晩年の作品まで100点以上が展示され、見ごたえ十分。あいにく写真撮影は不可だったので、代わりにフォトスポットの写真をあげておく。「形而上絵画」と呼ばれる作品群を中心に、どれもおもしろい。キーワードは、血の通ってない無生物感、挑発的なユーモア、マネキン、ギリシャ神話、考古学者、ネオ・バロック、自己言及性、舞台美術といったところ。先日、リヒャルト・シュトラウスの「エレクトラ」を聴いたばかりなので、「オレステスとエレクトラ」に目が留まる。
●「形而上絵画」って難しい言葉だなと思う。「形而上」って言うより「メタフィジカル」って言ったほうがピンと来るような? フィジカルを超越している、フィジカルの高次にある、という感じか。
デ・キリコ展 東京都美術館 その2
●こちらもフォトスポット。「予言者」があしらわれている。マネキンが怖い。