September 30, 2003

世界一最悪な審判、決定!

●何日か前にコッリーナさんの話、書いたじゃないですか。世界一有名なサッカーの審判の人。で、聞く、それじゃあ世界一最悪な審判は誰だ?
●優秀な審判は世界に数人しかいないが、最悪な審判候補は世界中から爆発的なノミネートがありそうだ。やっぱりコッリーナさんがいくらがんばっても、審判=悪者のイメージは簡単には抜けないね。だってですよ、スペインリーグのアトレティコ・マドリッドvsバルセロナの試合を観てたら、スゴい審判を発見しちゃったのだよ。
●その男の名はイバニェスさん。なんと、スペインでのレッドカード提示枚数記録の持ち主である。これまでに赤紙でピッチから葬り去った選手の数、94名。これはロペス・ニエトさんと同数で並ぶスペイン記録である。つうことは、イバニェスさんはロペス・ニエトと同じくらい悪人なのか。チッチッチッ!(←欧州風に人差し指を横に振る)。ロペス・ニエトさんは200試合以上の笛を吹いて94枚だ。でもイバニェスさんは160試合ほどでもう94枚のスペイン記録だぜっ! どうだい、このスピード記録は。
●この試合、新記録に向けてイバニェスさんは順調にカードを振りかざした。あっちにイエロー、こっちにイエロー。さすが記録保持者、迷いがない。次々とカードを出すが、しかし色は黄色だ……。と思っていたら、ついに来ましたよ、記念すべき瞬間が。後半にバルセロナのコクがこの日2枚目のイエローカード、イバニェスさんはレッドカードを掲げてコクを退場させた。ついに新記録達成です! でも止まらないよ、イバニェスさん。続いて同じくバルセロナのモッタにも2枚目のイエローで、レッドカード。いやあ、バルセロナ、9人になってしまった。絶好調のイバニェスさんはこの日、2ゴール、じゃないや、2レッドカードを決めて、通算レッドカード数は一気に96枚の前人未到の領域へ。
●さて、これが記念すべき100枚目に到達した日にはなにかセレモニーとかあるんでしょーか。ハーフタイムにリーグから表彰されるとか(笑)。
司会:「ここで記念すべき100レッドカードを達成したイバニェスさんに、花束の贈呈です。イバニェスさんにもっとも多くの回数の退場処分を喰らったシメオネ選手が花束を渡します」
シメオネ:「イバニェス、死ねっ!」
イバニェスさん:「退場!」
(09/30)

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/22

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「ハイドンの交響曲全集」です。

次の記事は「国会中継を録画」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。