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Uselessの最近のブログ記事

August 9, 2017

Pepperと呼ばれるロボ

Pepperと呼ばれるらしきロボ●たまに見かけるPepperと呼ばれるロボット。いや、正直なところ人型であるというだけで、ロボットと呼びたくなるような生命感はまったくなく、胸のパネルに触ると商品案内とか観光案内をしてくれるだけの掲示板みたいなものだと思っていた。
●先日、そのPepperなるロボの胸パネルに「写真を撮る」みたいな選択肢があったので、押してみた。へー、このロボ、写真を撮ってくれるんだ。ロボを前にいろんなポーズをとるワタシ。こんな感じかな、ピース、それともこっちがいいかな、ニッコリ。そのワタシの前でいろんなポーズをとるロボ。ヒュイーン、ギゴゴゴ、ヒュイーン、ギゴゴゴ……。あ、あの、君が写真を撮ってくれるんじゃなくて、ワタシが写真を撮るって意味なのかよっ! なんでワタシがあんたの写真を撮りたいと思うのかね。シラッとした空気を挟んで正面で向き合ってロボとポージング対決をしてしまったぜ。どうしてくれようか。
●はじめてこのロボと友達になれそうな気がした。

August 4, 2017

他人の意見に左右される

おいしそうなスパゲッティ●このお店のスパゲッティはあまりおいしくない。以前に入ったときにうすうすそう感じていたお店で、またランチを食べてしまった。近くに適当なお店がなく、かといってうろうろとお店を探している時間もない。おいしくないという記憶があるといっても、実は本当はおいしいのかもしれない。なぜなら、それほど立地がよいわけでもないところで、ずっと昔からこのお店はある。評判が悪ければとっくになくなっているんじゃないか。
●そう思いながら食べたのだが、やっぱりおいしくない。自分が家で作るスパゲッティのほうがうまいと自信を持って断言できる。なぜおいしくないのか。その理由を3つに整理してみた。

1) オリーブオイルの分量が絶対的に足りていない。しかも麺の茹で汁をかけすぎていて水っぽい。

2) ペペロンチーニとメニューにうたっておきながら、ニンニクの味がオイルに十分に移っていない。

3) 麺が茹ですぎである。いまどき、どこのメーカーの麺であれ、普通に指定通りの時間で茹でればアルデンテになるはず。

●食べ終わって店を出たら、オシャレな雰囲気の若い女性の二人組が通りがかって、その一人が店を指さしてこう言った。
「あー、知ってる? このお店、すっっっごく、おいしんだよー」
●うん、おいしいよね。

August 1, 2017

焼きあご昆布入り

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●麻布十番の駐車場に「だし道楽」の自動販売機がある。駐車した人がたまたま「あ、そういえばちょうど今だしが切れていた」と思い出したときとか、突然おいしい玉子かけご飯を食べたくなったときなどに便利である……かもしれないのだが、むしろ喉が渇いてなにか飲もうと思って近づいてみたら、コーラではなくて焼きあごだしだったという、がっかりパターンのほうが多いのではないか。わざわざ、こんな自販機でだしを買う人がいるものだろうか。
●そうずっと思っていたのだが、先日、ついに見かけたのである。ここでだしを買っている人を。「いつもそこで買ってるんですか? うどんだしに使ったら、うまいですか」と尋ねたい気持ちをぐっとこらえる。

June 21, 2017

山下達郎「拍手のタイミングがおかしい」事件について

拍手●少し前にSNSですごい勢いで拡散していたのが、この話題。大宮ソニックシティでのライブで、山下達郎がひとりのお客さんに対して「あなただけさっきから拍手のタイミングがおかしい。2500人の観客のうち、ひとりのために2499人が迷惑する。ライブは生き物。ひとりのために壊したくない」といったようなメッセージを述べて、「潮騒」をもう一度演奏したのだという。
●最初はずいぶん手厳しいなと思ったのだが、いろいろ読むと、なるほどそのお客さんの態度は常軌を逸したもので、その後のライブが台無しになってしまうのを防ぐために、山下達郎が熟慮のうえで注意をしたということのよう。なぜその客が異常な拍手をし続けたのかについては思うところもあってなんともいえないのだが、大半のお客さんが山下達郎に感謝したであろうことはわかる。
●それにしても、「拍手のタイミングがおかしい」と来たら。このフレーズから甘美な妄想が止まらなくなる。今まさにブルックナーの交響曲第8番で神のような名演がくりひろげられている。コンサートホールは大聖堂になり、聴衆は敬虔な信徒になる。見える、見えるぞ、オレには神の姿が! 「ミレド!」。その最後の一音が鳴り終わらないうちに盛大な拍手とフライング・ブラボーを放つひとりの客がいた。オーマイガッ! だがマエストロは客席を振り向いて、言い放った。「あなただけ拍手のタイミングがおかしい。どうかライブを壊さないでほしい。だから、もう一回、最初から演奏します!」。ウォオオオーーー!

February 21, 2017

かぞえてんぐとカウント伯爵

●NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で、だいすけお兄さん卒業にともなって「かぞえてんぐ」コーナーも終了するという。かぞえてんぐは数を数えるのが大好きという天狗キャラ。数えているうちにテンションが上がってくる暴走気味のノリが特徴的なのだが、これってまさしくセサミストリートのカウント伯爵が元ネタではないの。と、最初に見たときから思っていた。
カウント伯爵●カウント伯爵の本来の名は Count von Count。Count(伯爵)を数えるにかけているのだが、さすがに日本語ではそこまで訳出できない。数を数えずにはいられない性分で、なんだって数えてしまう。よく好きな数字は~とかいって、その日の気分で任意の数字を挙げていたような気がするのだが、カウント伯爵にとって特別に大好きな数字は34,969なのだとか(BBC News)。34,969……なんで?と思うが、34,969は187の二乗だから好きだという。じゃあ、187はなんなんだ。はっきりしないが、17*11という素数同士の積になっているのがカッコいいから、という説に説得力を感じる。
●カウント伯爵は吸血鬼キャラ。吸血鬼には「数を数えたくなる」習性があることから、このようなキャラクターが生まれたのだろう。この習性を利用した吸血鬼対策として、ケシの種など細かなものを大量に撒いておくと、吸血鬼が思わず数えてしまい、数えているうちに夜が明けるというものがある。吸血鬼に限らず、怪異の多くには「数えずにはいられない」習性があるようで、一説によれば節分の豆まきも鬼に豆を数えさせるためなのだとか。
●ちなみにゾンビの直接的ルーツはリチャード・マシスン著の吸血鬼小説「地球最後の男」にたどり着くのが定説だと思うが、となると、ゾンビにも「数えたくなる」性質はないのだろうか。もしそうであれば、さっそく多量の豆やら種を用意しておくのだが。

January 18, 2017

最果ての原典主義

●あなたはムーミンのガールフレンドの名前を知っているだろうか。もちろん、知っているとも。ノンノンだ。そう即答するのはオッサンとオバサン。なんと、いつのまにか名前がフローレンに変わっていた。ムーミンとフローレン。ノンノンはもういない。
●ということを知って動揺したワタシは、あわててムーミン公式サイトにアクセスした。なにかのまちがいだろう、ノンノンがフローレンだなんて? そこで発見したのはさらに驚くべき事実だった。moomin.co.jpによれば、このキャラクターの名前はノンノンでもなければフローレンでもなく、「スノークのおじょうさん」なんである。いやいや待て待て、スノークはノンノンのお兄さんだろう、なのに「スノークのおじょうさん」はないだろう。そう思うかもしれないが、彼女の名前は「スノークのおじょうさん」としか書かれていない。
●どうしてこんなことになったのか。原作者のトーベ・ヤンソンはこのキャラクターに「スノークのおじょうさん」という呼び名しか与えていない。日本でアニメ化するにあたって、名前がないのでは困るということで(だいたい妹を「おじょうさん」とは呼ばない)、ノンノンというかわいい名前が与えられた。ところが原作者は「ノンノン」という名を嫌った(と、あちこちに書いてある)。それで、フローレン(ドイツ語のフロイラインから来ているのだろうか?)に改名された。でも、これだって原典にはない名前だ。だから本家公式サイトは「スノークのおじょうさん」で通しているのだろう。
●「スノークのおじょうさん」は正しい。でも「ノンノン」はかわいい。どっちを選ぶべきかは明らかだろう。それは、ウッ、ゲホッゲホッ……。

July 13, 2016

案外そうでもない

うどん●カウンター席に座って手打ちうどんを賞味していると、隣の男から独り言が聞こえてきた。「案外そうでもない」。しばらくすると、男はまた言った。「案外そうでもない……(ツルルルッ)案外そうでもない……フフッ」。男は麺をすすりながら、なんども同じ言葉を繰り返す。うーむ、困った人の隣に座ってしまった。面倒なことにならない内に、早く食べてしまわなければ。ズズッ。
●男は執拗に反復する。「うん、案外そうでもない」。いったいなにが案外そうでもないと言うのか。たとえばこういうことか。おいしいお店だという評判を聞きつけてやってきたが、食べてみたら案外そうでもなかったということか。そっと横目で観察するが、男の食べっぷりは特にうまいものを食べているという雰囲気でもなく、かといって味に落胆している様子でもない。でも、なにかが期待と違ったのだろう。ずっと言ってる。「案外そうでもない……(ツルルルッ)うんうん、案外そうでもない」。
●男のほうが先に食べ終わった。男はレジで会計を済ませる間も、まだ「案外そうでもない」とつぶやいている。で、その時、男の耳にイヤホンが入っているのに気がついた。あ、なんだ、この人、イヤホンマイクを使ってずっとハンズフリーで通話をしてたのか。独り言じゃなくて会話だったんだ。スマン、てっきり危ない人かと。
●と、合点してからはたと思ったのだが、延々と「案外そうでもない」を繰り返す会話って、どんな話なのか。「ヤバい」と「マジで」の二語だけで会話する男子高校生を効率性で上回っている。そんな反復で大人の会話が成立するとは到底思えないのだが、案外そうでもない?

December 17, 2015

真・手作りチョコ

カカオの木●手作りチョコの原料が市販チョコってどうなんすかね、それって手作りハンバーグの原料が市販ハンバーグだったり、手作りセーターの材料が市販セーターだったりする的な倒錯感がないっすかね、やっぱりカカオから作るのが本当の手作りチョコなんじゃないっすか……みたいな戯言を毎年のようにバレンタインデー近くになると言っているが、ここで朗報。福岡県飯塚市のチョコレート専門店「カカオ研究所」が、ベトナムの農園と提携してカカオツリーのオーナー制度を始めた。カカオの木のオーナーになると、一年間カカオの実が育つのを見守り、秋には収穫したカカオをチョコレートにして届けてくれるという。どうだろう、これで手作りチョコを作るってのは?
●「このチョコ、手作りなんだよっ♥ 」「へー、すごいね、どうやって作ったの?」「えーっと、まずベトナムの農園と提携してカカオの木を育ててぇ……」。
●来年のバレンタインには間に合わないが、再来年に向けて今から準備しておくというのはどうか>カカオ女子。

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