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Useless: 2020年12月アーカイブ

December 21, 2020

大作曲家たちの微笑み

●Photoshop Elementsのメニューに「顔だちを調整」という機能があって、いったいなにに使うのか、ぜんぜんわからなかったのだが、「はっ」と思い立って使ってみた。作曲家の肖像画や写真って、やたらと渋い顔の人が多いので、この機能を使って口元をニッコリさせればよいのではないか。
ベートーヴェンベートーヴェン
「フフフフ~ン♪」

バッハバッハ
「これ、落としましたよ」


ワーグナーワーグナー
「お茶でも行きませんか。ムフ」


ショパンショパン
「今日の僕は絶好調だね」


マーラーマーラー
「昨日、いいことがあったんだよね」


シベリウスシベリウス
「早く口を割った方が身のためじゃないのかね」

●ワーグナーとか、いい感じで笑ってくれた人もいるけど、コワモテのシベリウスは微笑んだらかえって怖くなった。目が笑ってないし。

December 16, 2020

〆切は何日がいいのか問題

カレンダー2021
●原稿の〆切は月末に集中する傾向がある。月刊誌などで発売日から逆算して、〆切がたまたま月末になってしまうのであれば、まあ、しょうがない。しかし、特に進行上の必然性がないのに、なんとなく月末に設定されてしまう〆切も少なくない。これは、ずばり、損。なにもわざわざ混雑する場所に突っ込む必要はないだろう。昔から「5・10日(ごとうび)には道路が混む」と言われる。各種の締め日が10日とか20日とかキリのいい日に設定されることが多く、その影響で道路が混雑するということらしいのだが、月末〆切も似たようなもので、もっと分散したほうがお互いにハッピーになれる。
●そこで、特に何日でもいいような〆切は、他人と重なりそうもない素数の日に設定してみてはどうか。月末とか10日とか20日という〆切はよくあるが、7日とか11日という〆切はめったにない。素数日なら空いている道をスイスイと進むような快適さを体験できるのではないか。13日や17日という〆切もさっぱり記憶がない。19日、23日もなかなか新味のある〆切だ。続く素数日は、29日、31日。一か月のなかで最大の素数日は31日だ。キング・オブ・素数〆切は31日! イェーイ!

December 4, 2020

追悼 ディエゴ・マラドーナ(1960~2020)

●ディエゴ・マラドーナ逝去。サッカーの世界では次々とスーパースターが誕生するが、もうこのような存在は二度と現れないだろうと思えるのはマラドーナだけ。能力でマラドーナを超える選手が出てきたとしても、神話性でマラドーナに並ぶことは難しい。現代フットボールの世界で、「神の子」と呼ばれ、信仰の対象にまでなるような選手を想像できない。
●もっとも記憶に残るプレイは、やはりワールドカップ1986メキシコ大会における対イングランド戦の「5人抜き」と「神の手」ゴール。1986年大会は、本来コロンビアが開催権を持っていたが、これを返上したため、1970年に続いてメキシコで開かれることになった。フォークランド紛争の当事者同士による因縁の対決が準々決勝で実現。2つの伝説は間を置かずして訪れた。51分のマラドーナの「神の手」は、次のゴールがなければただの誤審でしかなかっただろう。しかし55分に伝説の「5人抜き」ゴールが誕生する。もうこんなプレイが飛び出したら、ハンドの誤審などどうでもよくなる。この試合で1点返したイングランドの選手が後に名古屋に在籍するリネカー。
●マラドーナの選手時代の頂点はナポリ時代だろう。84年にバルセロナからナポリに移籍して、南部の弱小チームを史上初めてセリエA優勝に導いた。でも、当時の日本では海外サッカー情報を得る手段が乏しく、ナポリ時代のことは後から知ったことばかり。セリエAとかナポリの位置づけもわかっていなかった。92年にセビリアに移籍した頃になると、リアルタイムの情報もなくはなかった。まだインターネット以前だったがパソコン通信を通じて、セビリアの試合結果をチェックしていたのを思い出す。が、得点者にマラドーナの名前を見ることはまれ。ナポリに訪れたような奇跡は起きなかった。薬物依存症がなければぜんぜん違ったキャリアがあったはず。
●一度、メッシがスペインリーグでマラドーナそっくりの5人抜きゴールを決めたことがあった。あまりにも似ていて、本当に驚く。ただ、メッシも左利きだけど、最後のゴールは右足で蹴っている。マラドーナは最後まで左足。

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