
●さて、いよいよ今年もあとわずか。本日が年内最後の更新なので、2018年をふりかえって「心に残る演奏会7選」を以下に日付順で。トップ5でもなくトップ10でもなくトップ7。各公演についてはそれぞれ公演後にこのブログで感想を述べているのでくりかえさないが、ひとつだけ書いておくと、カタリーナ・ワーグナーの怪演出による新国立劇場「フィデリオ」。悪役プロレスラーがめったに決まらない大技を反則承知でかけて場内総立ちになった、みたいな快感があった。ひどい話になってたけど、最高におもしろかった。
ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル(すみだトリフォニーホール)3/17
新国立劇場 ベートーヴェン「フィデリオ」(カタリーナ・ワーグナー演出) 飯守泰次郎指揮東京交響楽団 5/30
フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクル ストラヴィンスキー「春の祭典」他(東京オペラシティ) 6/12
マルク・ミンコフスキ指揮オーケストラ・アンサンブル金沢 ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」(東京オペラシティ) 8/1
シルヴァン・カンブルラン指揮読売日本交響楽団 ラヴェル「ラ・ヴァルス」他(サントリーホール) 9/28
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮NHK交響楽団 マーラー 交響曲第1番「巨人」他(NHKホール)10/18
ジョナサン・ノット指揮東京交響楽団 モーツァルト「フィガロの結婚」演奏会形式(ミューザ川崎) 12/7
●年末年始の当欄は例によって不定期更新で。よいお年を。
●おっと忘れるところだった、ひとつ宣伝を。大晦日の深夜23時~25時、FM PORTの年越し特番「Goodbye2018 Hello2019」に生出演します。新潟県内の方は電波ラジオでもラジコでも聴取可、全国の方はラジコ・プレミアムの利用者なら聴取可。ぜひ。当日に新潟入りするのだが、大雪になりませんように。





●12日は新国立劇場でヴェルディの「ファルスタッフ」。ジョナサン・ミラー演出の再演。カルロ・リッツィ指揮東京フィル、キャストはロベルト・デ・カンディア(ファルスタッフ)、マッティア・オリヴィエーリ(フォード)、エヴァ・メイ(フォード夫人アリーチェ)、村上公太(フェントン)、幸田浩子(ナンネッタ)、エンケレイダ・シュコーザ(クイックリー夫人)他。17世紀オランダ絵画にインスピレーションを得たという舞台でくりひろげられる正調ファルスタッフ。笑い成分はほどほどで、バランスの取れた演出。リッツィの指揮は勢いがあって、大らか。昼公演ということもあってか、リラックスして楽しむべき「ファルスタッフ」だった。フォード役がお気に入り。歌もスマートなルックスも。




●異常なほどドラマティックな展開が続いた2018年のJリーグの残留&昇格争い。J1は長崎と柏の降格は決まったが、最終節にもなって入れ替え戦(J1参入プレーオフ)行きの残り一枠にマリノス、湘南、鳥栖、名古屋、磐田が可能性を残すという壮絶なバトルになった。この内、名古屋と湘南は直接対決で、途中まで湘南が2点をリードして名古屋は万事休すかと思われたが、2点を追いついてドロー。勝点41で並んだが、得失点差では名古屋が下。鳥栖は鹿島相手にスコアレスドローでやはり勝点41に踏みとどまり、得失点差でセーフ。マリノスはセレッソ大阪に敗れてこちらも勝点41で並んだが、得失点差のリードでセーフ。そして磐田は優勝をすでに決めている川崎が相手。後半49分まで1対1の同点でそのままなら勝点42で余裕の12位フィニッシュだったはずが、試合終了直前にオウンゴールで失点してしまい、勝点41止まり。得失点差で名古屋を下回ったため16位で入れ替え戦に回ることになった。このオウンゴールひとつで名古屋は救われたわけで、風間監督は古巣の川崎からアシストをもらったことになる。12位のマリノスから16位の磐田まで5チームすべてが勝点41で並ぶという接戦で、蟻地獄でもがくかのような苦しい戦い。