October 8, 2002

神様のイレブン

●今日はサッカー話は控えるつもりだったんだが、夢のような話があったので書くのだ。ジーコ日本代表監督による代表メンバー初選出。新しい代表監督がやってきて、新しいメンバーを選ぶ。今後の方針発表みたいなもので、どんなスタイルでプレイさせたいか、一目瞭然。で、メンバー表はそのへんに転がっているだろうから載せるまでもないとして、どういう選考基準かっていうと一言でいって「われわれの夢そのもの」。たとえばこんな感じの先発が考えられる。
GK:楢崎
DF:名良橋、秋田、松田、服部
MF:稲本、小野
MF:ナカタ、中村俊輔
FW:高原、鈴木タカ
●これ、一般のファンが欲望剥き出しで言ったのだとしたら「ンなワケない」である。中盤にナカタ、俊輔、稲本、小野の黄金のクァルテット。稲本以外は本来トップ下調の攻撃的MF、しかも稲本もフラムじゃ攻撃的MFである。だれが守備すんの?
●俊輔が居場所を見つけられなかった、トルシエ時代の禁欲的な中盤構成と比較せよ。それにメンバーからいっても、きょうび流行のサイドの攻防を重視したワイドでフラットな4人の中盤なんてまったく考慮されていない。中盤の4人はひし形か台形になる。なんだかこれって妙になじむなあ。ちょっぴりオフト時代を思い出す伝統的4-4-2。
●ジーコはサッカーの神様なのである。神様が決めたことが、ワタシらの夢と一致してるんだから文句はない。夢のように華麗なサッカーを見せてくれそうで、実はジャマイカにも勝てないくらい弱いんじゃないかと恐れてたりもするんだが、今は夢だけ見ていればいい。なにしろ、まだ一試合も戦っていないんだから。(10/08)

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