October 19, 2002

茂木! いまががんばるところだ!

●腹を抱えて笑ってしまった>一昨日のユース代表(19歳以下)のアジア予選、日本vsサウジアラビア。いや試合の内容じゃなくて、大熊監督の叫び声に。スタジアムにほとんど客が入っていないこともあるんだけど、とにかく90分ずっと、大声で選手を叱ったり指示を出したりしているんである。こんな感じ。
大熊監督「茂木! 大悟! 集中だっ、集中しろっ!」
(おー、監督の声、全部聞こえるよ)
大熊監督「茂木! 尾亦! 今ががんばりどころだっ!」
(そうかあ、選手はみんな19歳以下の子供だもんなあ。監督が言ってあげなきゃいけないんだ)
大熊監督「茂木! こら! なにやってんだよ、そこで体張れよ!」
(あー、叱られちゃったよ、子供たち)
大熊監督「茂木! 大久保! いまががんばるところだ!!」
(なんか茂木って監督に気に入られすぎてないか)
大熊監督「茂木! アベ! いまががんばるところだ!!」
(茂木はずっとがんばんなきゃいけないのかよ!)
大熊監督「茂木! 今野! サイドだ、サイド!」
(あれ、茂木ってさっき交代されてもういないんじゃなかったっけ)
●で、先生の言われるままに動く18~19歳の若手Jリーガーおよび高校生らのなかで、一人異彩を放っている選手が。マリノスの若手FW坂田が途中から登場。もう見るからにチャラチャラしてて(しゃべってもチャラチャラしている)、明らかに他の優等生君とは違う。
大熊監督「坂田! センターサークルにもどれ!」
坂田 (無視)
大熊監督「坂田! もどれ!」
坂田 (無視)
(坂田、真っ黒なおっかなそうなサウジ選手にいきなりガンつけて、顔を突き出しながら日本語で因縁つけ出す。黒人選手、びびって引く)
●その坂田、後方からのグランダーのパスを見事なファーストタッチから相手ディフェンダーを置き去りにするドリブルを見せ、GKの手をはじく豪快なシュートを決めてくれた。客なんか入ってないのに、コーナー付近まで駆け寄って、にやけながら手揉みして左に右にとありもしない歓声にこたえるポーズ。ア、アホすぎる、コイツは。マリノスにいると「今時の兄ちゃん」だが、U20では「優等生のガキの中で一人大人の世界を知ってる風な不良のアニキ」。メンタル的にもこいつが次代の日本を背負って立つと見た(笑)。
●つうわけで、一番期待できる選手はアホの坂田。でも一番目立っていた選手名は「茂木!」(笑)。(10/19)

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