December 12, 2002

Jリーグの契約慣習

●ジュビロ磐田の高原がドイツのハンブルガーSVに移籍するかもしれない。っていうか、練習にまで参加してるんだから、たぶん移籍話はかなり進んでいる。大変結構なんだけど、これってジュビロ磐田に移籍金が支払われるのかなあ。広山の時も問題になったけど、国際的な移籍ルールからすると、高原は契約満了に伴っての移籍だから、移籍金は不要なんだよな。年末に契約が終了するんだから。
●でも日本のルールは違う。そもそも多くの選手が1年契約だから、毎年契約終了(笑)。で、契約終了でも移籍金は発生する(この辺の理屈がヤバい)。クラブにとっては「無料で選手を奪われる」心配がないから都合がいいんだけど、選手にとっては厳しい。欧州だったら、クラブが放出してくれなくても契約切れまでガマンすれば自由に(移籍金なしで)動ける。クラブはそれを防ぐために長期契約を結び、契約切れが近づくと年俸を上げて新しい契約を結びなおして契約延長する。
●そろそろ日本の独自ルールは危なそうである。ハンブルガーSVは高原のことをどう思ってるんだろう。無料で買える自由契約の選手と認識しているのか、何億円かの支払いが選手な選手だと理解しているのか(後者だったらきっとレンタル移籍になる)。第二の広山が出てくる前に、この辺のルールを決めておいたほうがいいんじゃないか(結局JEF市原は広山の移籍金をどこからも払ってもらってないっすよね?)。(12/12)

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