March 13, 2003

アヤックスvsバレンシア

●テレビで観た欧州チャンピオンズ・リーグのアヤックス(オランダ)vsバレンシア(スペイン)の光景に猛烈羨望。スゴいっすよ、アムステルダムの盛り上がり方は。オランダ人、いつからこんなに熱いか、5万人だか6万人だかの観客が全員白い旗を持って振る振る、われらがアヤックスの若武者たちを元気付けるために強まってサポート、スペインからやってきたバレンシアの選手がボールを心持ち長めに保持したり、ファウルすると、激しく口笛ブーイング。
●何万人にもブーイングされたら、ニンゲン、きっと辛い。一人や二人にブーイングされてもダメージあるのに、公に万単位ブーイングっすよ。ワタシなら秒殺。で、バレンシアも動きがぎこちなくて、一瞬気持ちで負けそうになった。しかし。
●偉大だよなあ、バレンシア。すぐに立ち直った。現在のアヤックスのカラーを一言でいえば「積極果敢な怖いもの知らずの若者たち」。10代ごろごろ、22、3歳はあたりまえの若さと無名度ながら勢いに乗ってガンガンと攻める。しかも芸術的なパスワークと個人技でファンタジーが溢れまくっている。で、ブーイングされたバレンシアはそんなアヤックスに何をもって立ち向かったか。ベテランの老獪さとか、堅い守備とか、そんなもんじゃない。なんと、アヤックスに負けないくらいに美しい攻撃サッカーで対抗してしまう! なんつう勇気。気高すぎる。超ビッグ・クラブ同士の対戦ではなかなか見られない光景だよなあ、これは。スコアは1-1、納得のドロー。(03/13)

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