April 25, 2003

マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・マドリッド

●あまりのスゴさに言葉もない。マンチェスター・ユナイテッドvsレアル・マドリッド@欧州チャンピオンズ・リーグ。今回のこの両者のホーム&アウェイの2戦は、ワタシの知る限り、この10年間で最高の試合だった。単にすばらしい試合ってのは年中あるわけだけど(そりゃミランvsアヤックスもバルセロナvsユヴェントスもすばらしい)、これはもう意味が違う。ワタシ的にはもはや神話とか伝説の領域。だって、人間の英雄マンチェスター・ユナイテッドが神々レアル・マドリッドに挑んだって物語だから。ベッカムがジークフリートに見えたもんな。
●マドリッドで先に行なわれた試合が3-1、マンチェスターでは4-3、合計するとレアルマドリッド6-5マンチェスターユナイテッド、だっけ? もう点が入りすぎてワケがわからんが、とにかくマンチェスターの英雄たちは必死だった。マドリッドの神々はずっと勝敗のことなんか忘れて一緒に「遊んでくれてた」んだけど最後の10分くらいについに必死になってしまった。うわわ、神様がゴール前でボールをクリアしたり、時間稼ぎをしたりするところを初めて見たよ! いや最後10分だけだけど。
●レアル・マドリッドと対戦する相手は「勝つために必死になればなるほど、相対的に凡庸に見えてしまう」という逆説的な宿命を背負っている。勝つためにプレイしてそんなものか、と。レアルなんて、勝つためのチームじゃないから。組織的な守備だの戦術的約束事だのケチ臭いことは言わない(と思う)。即興性、遊戯性でもって勝利至上主義を嘲笑う。ロナウドなんか夜遊びして太りすぎでもハットトリックっすよ(笑)。
●もし今大会で、レアル・マドリッドが優勝しなかったら、それは伝説になると思う。(04/25)

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