August 4, 2003

ステージ優勝@マリノスvsヴィッセル

●「いっやぁ、なんつうか、申し訳ないかも。優勝しちゃったっすよ、マリノス。まさか今季優勝するとは思わなかったなあ……」っていう気持ちになったんである。横浜国際競技場まで行ってきたんだけど、観客6万、当日券の発売はなし。しかし日産自動車のスポンサー・マッチだかなんだか知らないが、「動員」がかなりあった。ワタシの周りにはサッカーなんかにまるっきり関心ない人たちがいっぱいいて、子どもは試合の間ずっと退屈しまくって幼稚園みたいに子供同士で騒いでいたりする。大人もビミョーに無関心っぽくて、事実「日産自動車××工場様」ツアーバスとか見ちゃったんだけど、これで当日券なしで試合見れなかった一般ファンがいるかと思うとちょっと悲しい。
●しかも、マリノスのゴール裏を黙らせるかのようにアトラクションが準備され、スピーカーが発する大音響で「ひと暴れしようぜ」コールは打ち消され、ついにはチアガールまで出てきてしまった。いままさにJリーグ10年で3度目のステージ優勝がかかった試合が始まろうかというのに、このアホすぎるノリはなんだ。ああ、アホ、アホ、アホ、止めてくれ、大好きなNISSAN。こういうときは浦和や鹿島のサポーターが羨ましくなる。こんなふうにスポンサーが暴走しない。
●で、キーパーと一対一になったカズの切り返しに血の凍るような思いをしながらも、なんとかヴィッセル神戸を破って優勝を決めた。カルロス・ゴーンとか横浜市長とかいろいろ来てて、フツーのセレモニーをやって、ウィンニング・ランをやって、で、一通りのメニューをこなした後に、われらがヒーロー、水沼さんが登場してくれたよ!
●水沼さんは「サポーター向け優勝報告セレモニー」の司会で、選手とか監督にインタヴューして、最後に日産式五本締めっつうのをサポと一緒にやってくれたんだけど、もう喋りがうまくて自然体にダラッとしてて、最高に雰囲気がいい。この頃にはスタジアムはガラガラで(「動員」の皆さんは試合終了前にかなり消えてたし→苦笑)、空気が澄み切ってた。
●人が少なくなったから、ワタシは横国の2階で座席6人分くらい占拠してドテーッと椅子の上に寝転がってみた。スタジアムの屋根の向こうに夜空が見えて、「あー、ここでワールドカップやったよなあ」とか思って、はあって息吸い込んでから、また緑の芝を見下ろしたら優勝決めたばっかの松田やらドゥトラやらマリノスの選手がいて、贅沢な気分を味わった。大入袋に入っていたNISSANの70周年記念Tシャツは宝物である。きっと日産はまたポンポンを持ったチアガールとか出してきたりするかもしれないし、横国は酷いスタジアムでできるだけ来たくないけど、でもやっぱりこのクラブが好きだ。ブラジル人のカルロス・ゴーンが機嫌よくなって、代表歴のあるブラジル選手一人くらい買ってくれたら最高だなって思う。(08/04)

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