October 6, 2003

現実がゲームの虚構に追随する

●いま川口能活が所属するクラブの名前を言える人ってあんまりいないと思う。デンマーク1部リーグのノーシェランっていうんだけど、ついに川口能活がデビュー、しかし試合は1-2で負けてしまったという。でもデンマーク・リーグの12チーム中10位のチームって言われてもなあ。さすがにJ1の上位チームのほうがレベルは高いと思うが。
●川口がイングランド1部(実質2部)からデンマーク・リーグに移籍したってニュースを聞いたときは結構感動した。何度も話題にしているサッカー・シミュレーション・ゲームのChampionship Managerなんだけど、これを数年プレイしていると、よく日本代表クラスの選手が北欧だとかトルコだとかに移籍しちゃうのだ。ワタシがプレイしたときは、FCコペンハーゲンに西澤とか城が移籍して活躍していた。「おいおい、いくら欧州移籍って言っても日本人選手がどうしてそんな辺鄙なところに移籍するんだよっ!」と思ったものだが、恐るべきことに現実はゲームの虚構を超越している。川口がノーシェランに移籍。知らんよ、そんなクラブ。コペンハーゲンよりもずっとマイナーではないか。
●「現実がゲームの虚構に追随し、追い越す」というルールを当てはめると、次はどんな移籍が実現するんだろうか。ワタシのChampionship Managerで起きた日本人選手の移籍で印象に残ったものというと、ジュビロの服部がイタリアのラツィオへ移籍ってのがある。あと、レッジーナの中村俊輔がどうもイタリアにはなじめなかったらしく、あっという間にウィーンに移籍して大活躍していた。ウィーンに中村俊輔。音楽ファンに加えてサッカー・ファンの日本人観光客も取り込めるって点で、なかなかありそうな気がする(そうかあ?)。あ、それから三浦カズが引退後にセリエCくらいのクラブのスカウトとして雇われていたけど、それはないよなあ。(10/06)

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/24

コメントする

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「「ザ・フィル~オーケストラの舞台裏」」です。

次の記事は「「巨人の星」猛虎編」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。