October 15, 2003

評価する人たち

●サッカーの話のようでいて、世間一般な話。
●「日本代表.com」っていうサイト、ご存知っすか。われらがニッポン代表の公式サイトとして、有料&無料記事を提供していたが、不人気なので10月末日で休止だそうである。夕刊フジはとことん読者をなめていて、サイト休止をジーコ監督の不人気のためと言いたいっぽい。夕刊紙をマトモにとりあってもしょうがないが、これはなかなか悲しい記事で、本当はどうして「日本代表.com」がダメになったかは簡単な話である。単に、中身がつまんいないから。こんなのでサイト運営が成功するんだったら、ワタシゃもうなにも信じられんと思ったくらいのもんだ(スマソ、関係者の方)。
●で、「中身がつまらないから、失敗した」っていう理屈は当たり前のことだと思いたいんだけど、世間的には決して当たり前じゃない。もうこりゃワタシの妄想だけど、「大人気のニッポン代表の公式サイトなんだから、成功しなきゃおかしい」くらいに思ってる偉い人がきっといたんだと思う。中身がおもしろいかどうかの吟味は一切なし。たぶん「日本代表.com」の現場担当者は自分でも企画が弱いなあと最初からわかってて、でもゴーが出ちゃって、目標獲得有料会員数とか数字が一人歩きし始めて、偉い人も「こりゃ行けるよー、××ちゃん」モードに入っちゃって、周囲も盛り上がるもんだから担当者も「そうだな、もしかしたらヒットしちゃうかも」と自分で自分についたウソを信じるようになって、いざスタートしたら「現実」と「会社で作った書類」とは乖離しまくってて、青ざめるような有料会員数がレポートされちゃった、と(あ、妄想ですよ)。
●なんつうか、記事のおもしろさっつう読者の最大関心事に、どうして読者以外の「評価する人たち」は無頓着でいられるのかなあ。ホント、すごくよくあることなんだけど不思議でならんです、ワタシは。記事っておもしろくてもつまんなくても、会員数とか売上には関係しないわけ? (10/15)

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