October 20, 2003

アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団

●観た? 観たっすか?>昨日のNHK芸術劇場。いっやあ、スゴすぎ→アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団のマーラー「復活」。うっかり観はじめたら一気に最後まで聴いてしまったが、もう伝説的演奏会の領域に近かった。っていうか、なんですか、あのスーパー・オーケストラは。これ、ベルリン・フィルかと思った。母体はマーラー・ユーゲント管弦楽団なの? でもベルリン・フィル・アンド・オールスターズみたいなメンバーでもある。アバドはちょっと昔とは別人すね、風貌だけじゃなくて。終演後の熱狂的なスタンディング・オーヴェイションも雰囲気がよくて、あそこにいた人が羨ましい。演奏が終わってスタジオにカメラが戻ったら、感動のあまり黒崎めぐみアナが泣きじゃくってたもんなあ(←大ウソ)。
●あ、テレビでクラシック聴くときは、普段より倍くらいにぐぐっと音量上げるべし(基本)。テレビは音量マックス状態の出力が一定になっているらしくて、フルオーケストラの大音量もバラエティ番組のオバチャンの笑い声も同じ音の大きさになる。そのへん知らずに芸術劇場にチャンネル合わせると、なんにも聞こえないやたら静かな番組になってしまうので注意。マーラーが小鳥のさえずりになってしまう。
●で、テレビはラジオやCDと違って一般への影響力が強いので、この演奏も相当話題になると見た。みんな無性に今のアバドが聴きたくなったにちがいない。今日、あなたが会社や学校へ行ったら、だれもかれもアバドとマーラーの話しかしてないと思うし、婦女子は真っ赤な顔で吹いてたパユにメロメロ(死語)だろう。視聴率も相当行ったと思うね。なにしろ同じ時間帯の番組が「ガキの使いやあらへんで」「世界ウルルン滞在期」「EZ! TV」など、だれも聞いたことも見たこともないような番組ばかりだから、アバドの「復活」の視聴率は30%は超えただろう(←異様に視野が狭い人間の例、再び)。瞬間最高視聴率は第5楽章の「♪わたしは生きるために死ぬ~」のとこでで40%だってよ(なわけねー)。(10/20)

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