June 16, 2004

イタリア対デンマーク@ユーロ2004

ユーロ2004●スマソ、またサッカーの話題で。なにしろ欧州選手権はミニワールドカップみたいなものだから。ただ、地上波TBSの放映はあと残り6試合しかないはずなので、この後はポツポツとしか続かないっす。なので非サッカー系のみなさま、どうかご容赦を。
●で、イタリア対デンマークだ。これも本当に見ごたえがあった。スペクタクルに満ち溢れた0-0であり、そのスペクタクルというのはもっぱらデンマークの側にあったんである。前半に飛ばしすぎて後半は少しおとなしくなったが、デンマークがイタリアを圧倒していた。
●もともとデンマークは強い。かつてユーロで代替出場で優勝したこともある(この大会の模様はテレビ東京がそこそこ中継してくれた。ワタシはハイライト・ビデオを後日買ってしまうくらい、この大会を満喫した)。そこまで遡らなくたって、ワールドカップ2002のイングランド戦、あれは不運にもデンマークが負けたのであって、内容的にはイングランドに勝っていた。恵まれた体躯による個人のパワーがあって、さらにチーム・プレイができていて(ピッチをワイドに使って、どんどんボールをまわして、空いたスペースに選手が後ろから飛び出てくる、パスはなるべく強く)、何人か技術が優れた選手がいる。
●イタリアはヴィエリのトップに、トッティとデル・ピエロの二人の「9.5番」タイプを併用する布陣で、この3人のだれかがスーパープレイをしない限りゴールは遠いといった印象。でも事実そういうスーパープレイが出ちゃうからな、イタリアは。中盤で押し込まれていても関係なかったりする。それにしてもヴィエリは黄昏つつあって、心配である(あ、イタリア代表って結構好きだから)。後継者となる9番タイプはいるのか?
●ブフォン、ソーレンセンの両キーパーが超絶技巧を連発して0-0、イタリアは幸運だったと思う。この試合、ベンチも含めてACミラン率(元ミランも含む)が高かった。イタリアに多いのは当然だけど、デンマークにトマソン、ヘルヴェク、ラウルセン。トマソンはPKの笛をもらえずに不服そうだったが、お互い様でもあったから、文句は言えない。

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きままに代表ブランク - イタリアの流儀 (2004年6月16日 00:32)

今回のユーロの優勝候補筆頭はフランスであることに異論の余地はないだろうが、それに匹敵する評価を得ている国の一つがイタリアだ。今回大会は攻守共にタレントを揃えており、フランスの対抗1番手に目する向きも多い。 対するデンマークは伝統的に組織サッカー指向で、... 続きを読む

STRAIGHT NO CHASER - GK対決 (2004年6月16日 01:10)

デンマーク VS イタリア 引き分けで終わる。 川口が言ってたとうり、GKからしてみたら大変面白い試合だったはずだ。 44分、デル・ピエロの至近距離からのシュートをソーレンセンは右に飛びセーブする。こぼれ球をトッティが至近距離から狙ったが、今度もソーレンセン... 続きを読む

[C Group] Denmark 0 - 0 Italy Sweden 5 - 0 Bulgaria 32' F. Ljungberg 57' H. Larsson 58' H. Larsson 78' Z. Ibrahimovic (PK) 90' M. Allback まずはスウェーデンとブルガリアからいきますと。 両者互いにガツガツと音がしそうな攻防で始まりま... 続きを読む

丘ジョカトーレはかく語りき - EURO2004 イタリア 対 デンマーク (2004年6月16日 17:58)

デンマークは全体的に良かったですね。 最終的には、スコアレスドローの結果どおり イタリア的な試合になってしまいましたけど。 それにしてもやっぱり、イタリアは点を許しませんよね。 伝統的に点をやらないメンタリティーが 植えついていて、最後のひと踏ん... 続きを読む

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