December 13, 2004

トヨタカップvs天皇杯

●今サッカーイベントが集中する時期で、日曜の夜は民放がトヨタカップ生中継している裏で、BSでは鹿島アントラーズvs川崎フロンターレの天皇杯録画中継。どっちを見ようかと少し悩んだ末に、天皇杯のほうを見た。川崎が2点をリードして番狂わせかと思いきや、鹿島が3点取って大逆転。お互いに攻撃的で見ごたえがあった。トヨタカップよりこっちのほうがプレイの質も高かったんじゃないのかなあ(暴言?)。
●しかしトヨタカップが今年で最後なのは感慨深くもあり、同時に「役目は終わった」感も大あり。これまで何度も世界的名プレーヤーを生観戦させてもらったので愛着もあるが、一方で舞台が国立競技場から悪名高い横浜国際へ移され、スーパースターのいないFCポルト対オンセ・カルダス(知らない、そんなクラブ)というカードにゴール裏7,000円(信じられない!最高席15,000円)などという価格設定がまかり通るようになってしまっては、もはやこれはあの「トヨタカップ」とは別物としか思えない。
●以前、トヨタカップで現役最晩年のトニーニョ・セレーゾがプレイしたのを見た、サンパウロの。これは歴史だ。客席ではみんなオペラでも観に来たみたいに静かに観戦し(笑)、いいプレイが決まったらアリアの後みたいに拍手していた。スローインのボールを取りに来たパパン(ACミラン、フランス代表のエースストライカー)にだれかが「ジャンピエール!」って叫んだら、パパンは片手でガッツポーズ作って応えてくれたっけ。さらばトヨタカップ、静まり返ったスタジアムよ。

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タイトルは昨日(12/12)で終了したご存じ『トヨタ・カップ』のことであるが、UEFAのサイトではこのように表記されており何故か『トヨタ』のトの字も出てこない。FIFAのサイトでは”Goodbye Toyota Cup, hello FI... 続きを読む

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