February 10, 2005

なんだよ、あの鉄棒は。ニッポンvs北朝鮮@W杯ドイツ大会最終予選

ニッポン!●はー、脱力した。なんということか。この試合、チケットの入手に失敗してテレビ観戦したのだが、スタジアムで観てたらたまらんだろうねえ。ニッポン2-1北朝鮮
●ジーコが先発させたのはアジア・カップやその後の親善試合でたくましく成長した国内組ニッポン代表。トップ下は小笠原。川口-田中誠、宮本、中沢-福西、遠藤ヤス、右:加地、左:アレックス-小笠原-玉田、鈴木タカの3-5-2。中村俊輔と高原をわざわざヨーロッパから呼んでおいてベンチに置いた。試合開始早々、小笠原がフリーキックで1点取って、これは3-0か4-0の試合になるかなと思った。ところがやはり本番は選手も緊張が過ぎるのか、時間とともにボールを保持できなくなり、相手に前を向かせてしまう。後半に1-1に追いつかれたのはショックだが、前半のうちからその兆しは見えていた。
●しかし、相手は北朝鮮っすよ。退場者や不運なPKでもない限り、ホームで勝てない相手とは思えない。後半、ジーコが高原、中村俊輔の海外組を投入してから、とたんにニッポンの選手は落ち着いてボールを持てるようになり、ボール回しはスムーズ、華麗でスペクタクルなサッカーを展開しはじめた。なんというか、ちょっと生意気になってきた弟分が「一人でできるもん」といってやってみたけど難儀してて、兄貴が横からちょいと手伝ったらスルリとうまくいった、みたいな感じ。試合後のインタヴューで、小笠原の表情が硬かったけど、あれはプライドが傷つけられたんだと思う。
●とはいえ、いくら華麗でもゴールがなければ引き分けていたわけで、「きっとゴールしてくれる」と楽観視しつつも、「いやでも引き分けに終わってもまだまだチャンスはあるし」などと内心で予防線を張ってたりもした。なんか北朝鮮のシュートでヘンなのあったでしょ。ゴール左にはずれたんだけど、鉄棒みたいなのに当たって跳ね返ってサイドネットを揺らしたヤツ。あれさ、逆転ゴール決められたのかと思ったですよ。あんなところからボールが跳ね返ってきたら、入ったようにしか見えん。なんだよ、あの鉄棒は。
●で、ロスタイムに大黒が公式戦デビュー初ゴールを決めてくれて、ようやく安堵できたわけだが、もちろん大黒を讃えつつも、やっぱり思ってしまうんである。国内組だけで予選は勝てるなんて幻想だったのかな、と。
●あとスゴいと思ったのはジーコで、あそこで大黒を投入したのも大胆だし、そもそもベンチにセンターバックを一人も入れていない。だから大黒までベンチ入りできた。これは3バックの一人が欠けても、4バックにすればいいからセンターバックの控えは要らないという計算だろう。次のアウェイの難敵イラン戦では田中誠とアレックスが出場停止。4バックで戦うという手もあるし(左は久々に三浦アツとなるが)、松田を入れて3バックにして中盤左に中村俊輔か小野という手もある。楽しみっすね。

トラックバック(7)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/330

音楽・KDM・意識・BLOG - 辛勝!北朝鮮戦! (2005年2月10日 00:19)

・・・・っ、っ、し、し、し、心臓に悪いがなーーーーー!!!!!! 大黒ぉぉぉぉあ 続きを読む

日本 2-1 北朝鮮(NHK-BSにて観戦) いやぁ、やっぱ本気度高い試合は燃え 続きを読む

Japan 2 : 1 DPRK 試合はやってみないと分からない、特にW杯予選は。結果勝利したのだが、正直こんなキツイ内容の試合は予想していなかった。相手の北朝鮮は長らく国際試合から遠のいていたのでそのチーム力が未知数のため個人的には日本... 続きを読む

本当にジーコには驚かされる。 ここまで勝負強いチームはなかなか作れない。 僕は欧州から来た中村と高原は先発で行くべきだと思っていた。小笠原と中村の2人なら、ドリブルで相手をかわしてスルーパスやクロスを上げるのが上手いのは中村だから、途中出場でゲーム... 続きを読む

 代表戦を見るたびに、ひいきのチームから代表選手が出ているファンがうらやましかっ 続きを読む

大黒、値千金のゴール 日本†北朝鮮評  日本は後半ロスタイムに際どく勝ち越した。右からのセンタリングのこぼれ球をつなぎ、途中出場の大黒が左足でけり込んだ。勝利に固執する気持ちがしぶとい攻撃となった。 ... 続きを読む

2006FIFAワールドカップドイツ大会 アジア地区最終予選  2月9日(水) 19:30 / 会場:埼玉スタジアム2002   日本 2 − 1 北朝鮮   得点:小笠原(前半4分)    南成哲(後半16分)     大黒(後半46分) 【日本代表メンバー】GK:23 川口能... 続きを読む

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「フィッシング詐欺とか、カード番号とか」です。

次の記事は「せめて古雑誌は捨てれ」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。