August 5, 2005

憎悪から愛へ。デジタル複合機なるもの

BROTHER MyMio●ワタシは以前からプリンタとかFAXというものが嫌いで、一度も所有したことがなかった。基本的に「ペーパーレスであることが吉」ってスタンス。たとえばPC。データを紙に印刷するのは、同じ内容のものをデータと紙と両方で持つんだから原則ムダだろうと思っていた(もちろん移動中や出先で読みたいという理由があれば別)。もっとひどいのはFAXである。PC内のドキュメント(デジタル)をプリントアウト(アナログ)して、そのプリントアウト(アナログ)をFAXという名のスキャナでスキャンして(デジタル)、これを電話回線を通して先方に送り、先方ではFAXという名のプリンタで紙にプリントされる(アナログ)。なんたる煩雑さ。最初からデータをメールすりゃいいじゃん、みたいな。
●とまあ、そういう偏屈な考えにインターネット時代以前から固執し、ヤセ我慢的にプリンタとFAXを所有せずに来たのであるが、この「なるべくペーパーレス主義」はあっさり打ち捨てられた。理由は簡単、会社を辞めたから。こうなると自分の行動範囲のどこにもプリンタとFAXがなくなってしまうのだが、いくらなんでもそれでは仕事にならない。速攻で購入決定。FAX、プリンタ、できればコピー、うーん、いったい全部でいくらになるんだろう、これは必要な投資だからしょうがないけど、結構な出費になるよなあ……と覚悟していたら、なんと。
●世の中には「デジタル複合機」なる商品が生まれていたのですね。あー、正しい、これは。PCとつながって、FAX、カラープリンタ、コピー、スキャナ、すべての機能をこなして2万円もしない、しかも驚くほど小型。そうだよなー、FAXそれ自体がスキャナ+プリンタ(=コピー)なんだから、一体化させるよなあ。コピーといってもスキャンしてプリントしてるだけなので、事実上大量にはできない。でも大量にしたいときは近所のコンビニでオッケー。あれほどまでにプリンタとFAXを憎悪していたのに、いまやこのBROTHERのMyMioとやらがかわいくてしょうがない。メンテナンスとかいって、一日一回くらい自発的に「カシャー、コシャー」と準備運動をする姿がとってもラヴリー。なんか名前つけてやらなきゃ(おいおい)。

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