September 20, 2005

ニューオーリンズで20日ぶりに発見された男

●ハリケーン「カトリーナ」上陸以来、自宅にとどまっていた39歳の男性が20日ぶりに発見された(→共同/ロイター)。あんな環境で、20日間も生き延びることができただなんて、どんな逞しい男かと思った、見出しを目にしたときは。

呼び掛けに対する反応はなかったものの、家の中に人の気配がするため、救助隊はこれまで食料や水を男性の家の前に置いてきたという。男性は「誰のことも怖かった。洪水以来、ずっとここにいた」と話している。

 生き延びた男は他者への絶対的な不信を盾にしてひきこもっていた。不信によって助かることもあるだろうし、逆に身を滅ぼすこともあるだろう。どっちがいいかはわからないけど、報道を見てるとこの人の気持ちもわかる。一部無秩序化して銃撃戦があったりとか、「マッドマックス」ばりの現実があったわけだから。災害も怖いが人間はもっと怖い、と。
あ、イメージ写真です、この氾濫する川は●ウチのポストに区役所から「被災された皆様へ」と題された紙が。先日の都内豪雨の件で、被災した人々への税金・保険料の減免などの公的支援やゴミ処理の方法について説明されている。ワタシは幸い無事だったので無関係だが、目の前の川が氾濫したんだから、念のため仮に自分のところが床上浸水したらどうなるかを確認しておいた。住民税、国民健康保険、介護保険、国民年金の減免、災害見舞金などいろいろあり、意外と手厚いものだなという印象。ワタシのなかで区役所への好感度が大きくアップ、今月も喜んで住民税を納めようという気持ちになれた(ような気がする、なんとなく、かすかに、おそらく)。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/477

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「気になるアキバ」です。

次の記事は「「モーダルな事象」(奥泉光)」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。