September 25, 2005

本日の西葛西の王、三浦カズ

江戸川区陸上競技場●なぜ江戸川区陸上競技場開催なのか、という疑問はさておき、J2リーグ戦の横浜FCvsザスパ草津へ行ってきた。われらがキング・カズにシドニーFCからオファーが届いてるとなれば、首都圏で生カズ体験ができる機会は限られている。もともといつまでも現在のように毎試合先発してくれるかどうかもわからんわけで、自分的日本サッカー界最大のヒーローをリスペクトするために西葛西へGO! ディズニーランドも葛西臨海公園もこの日の江戸川区陸上競技場の輝きにはかなうまい。6950人収容、もちろんベンチシート。雨ざーざー、カッパ必須。屋根ほぼなし。全席自由。「カズー!」って叫んだら本人まで聞こえる距離。吉なり。
●えー、カズはゴール前付近にデンと構えて、おいしいボールが来たらシュートを打つ役で、後半早々に交代する選手だと思ってる人、いないっすかー? それ、ぜんっぜん違うから。90分フル出場で、驚異的な運動量、チームでもっともチャンスを作ってるのがカズ。ゴールも狙うが、左サイドに流れてフェイント→ドリブル→フェイント→クロスでシュート機会を作り、敵のセンターバックやキーパーがボールを保持すればいちいち律儀にプレスをかけるために走り、しまいにゃディフェンスにまで活躍してしまうという、ありえない働き者っぷり。惜しげもなく足技も見せてくれて、お客へのサービス精神満点。全身からオーラ出まくってた。
●カズ以外で目立ったのは横浜FCでは8番の吉武。後半消えてしまったけど、スピード、突破力がありそうな印象。全体に大型選手が多いパワフルなチームで、カズが小柄に見える。ザスパ草津では6番の鳥居塚がすばらしかった。中盤の底からワイドに展開できて、自分でも攻め上がれる。このチームのキー・プレーヤー。
●試合結果は横浜FC 1-0 草津。J2下位同士の対戦、J1との差はもちろんあらゆるところにあるんだけど、やっぱり個々の選手のアスリートとしての運動能力差が一番大きいかなという印象。マリノスの選手を間近で見ると、中澤は化け物のように巨大でパワフル、坂田は疾風のように速い、みんな人間じゃねーって感じだけど、J2下位だと人間同士の戦いとして見られる。逆に技術面では数年前のJ1くらいのレベルには来てるんじゃないだろか。あ、山口素は出場、城は欠場。
●しかし横浜FCのコア・サポーターから見ると、カズの存在って微妙なのかもしれんね、シドニーからオファーが出てしまった時点で。

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