October 21, 2005

世界一小声の鬼コーチ

●スタジアムでサッカー観戦をしていると、人にはそれぞれ固有の応援スタイルがあることがわかる。集団でマスゲーム的に応援する派、ゴール・シーン以外は静かなまったり観戦派、黄色い声で選手名連呼する派、等々。各自自由なスタイルで観戦するが吉である、が。
●ワタシは苦手なんである、「鬼コーチ」型観戦の人が。延々と選手に野次を飛ばし続ける。「ヘッタクソー、どうしてそんなところでミスするんだよっ! ほら、そこ左だよ、左が見えないのかよ! 左に出せよ、サイドサイド、よーし出したか、あちゃー、違う違う、そこはためて逆サイ、こーらっ、あー(イライラ)、もっと速く走れよっ!」みたいなタイプの人、いるでしょ。たまに隣とか前に座られちゃうのだが、だんだんワタシが叱られているような気分になって委縮してしまう。でもヘンだよな、これって。いくら叱ったって選手までは声が届かない。ホントはなんでもいいから誰かを叱りつけたいだけなんじゃないか。
●先日のJEF千葉戦でもそういう鬼コーチがワタシのすぐそばに座っていた。ただし、この鬼コーチはほかとは一味違った。とても小声で叱るのだ。あまりに小声で、ピッチどころか目の前のワタシにしか届かないくらいである。「ヘッタクソー、ほら、そこ左だよ、左が見えないのかよ」(ヒソヒソ)。ワタシ専用鬼コーチは試合の最後まで小声で野次っていた。

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