December 4, 2005

ロスタイム対決、大阪vs大阪(vs浦和)

やっぱりJリーグはおもしろいね●今季からホーム&アウェイでシンプルな1シーズン制となったJリーグ、最終日まで5チームに優勝の可能性が残る大混戦で、結果的に大成功だったんじゃないだろうか。この日の中継は実におもしろかった。
●1位セレッソ大阪は勝てば優勝。開始3分であっさり先制、その後追いつかれるも再び突き放し、もう勝ったという達成感が西澤の表情からうかがえた。それがまさか終了直前、FC東京の今野にゴールを奪われてしまうとは。これは本当に気の毒で(しかも前にもセレッソってこんなことがあったような気がするんだけど)、サッカーじゃ何が起きるかわからない。ゴールを奪われてバッタリと地に伏す選手たちを見ると、どうしても「ドーハの悲劇」を思い出す。西澤は試合前に「勝っとかないと一生負け犬になる」なんて言ってたそうだが……。来季もあるって。
●先週、ワタシは浦和が優勝するんじゃないかって予想を書いた。セレッソはずっと追う立場だったチームが最後の最後で追われる立場になって苦しいだろうし、ガンバは最近試合内容もよくなかった。浦和は得失点差が大きく(=地力がある)、勝ち点で並んだときの有利さがある。事実、ハーフタイムの時点では浦和が1位に立っていたんである。NHKが地上波でセレッソ大阪を、BSでガンバ大阪を中継し、大阪対決となっているのに、優勝は浦和……となったらテレビ的にはずいぶん困った事態になるわけだ。ともあれ浦和は失点数もリーグ一少ないっていうんだから(!)、優勝してもおかしくない実力があった。昨季、今季と安定して強く、来季も最有力優勝候補のひとつ。
●でも、優勝したのはガンバ大阪。後半34分まで2-2、しかし遠藤ヤスのPKとアラウージョのゴールで見事に勝利。初タイトル。これまでにこんな攻撃的なチームがJリーグを制したことはなかったと思う。終盤の失速で混戦になってしまったけど、リーグ中盤までの「取られるけど取り返す」サッカーは魅力的で、傍から見ているとおもしろく、敵にまわすと(負けた場合)実に腹立たしい存在だった。どこのチームのサポーターだって、自分のところがたくさんパスを回して、1-0より3-2で勝つのを見たい。でも現実には守備が強くなきゃ優勝できない。パスをいくつも回すよりダイレクト・フットボールで点を取るほうが効率的。そんなリアリズム優先の少々つまらないサッカーで勝ってきたのが昨季までのマリノスだったんだけど(すまんかった)、今季はスペクタクルなガンバが優勝した。マリノス・サポとしては悔しいが、Jリーグ的にはいい方向に向かってる。
●そして、Jリーグがいちばんおもしろいのはこれからなのだ。リーグ戦が終わった後、監督、選手が次々と去り、やってくる。昇格と降格があって、リーグの面子も変わる。閉幕直後と開幕直前、なんにも試合のない時期にもっとも幸福な瞬間がある。

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