December 13, 2005

さあ、これでシュート6本目!

●ろくでもない大会であると承知の上で、クラブワールドチャンピオンシップ1回戦、シドニーvsデポルティボ・サプリサをテレビ観戦。カズの活躍を見たかったから。ゴールはできなかったし、試合にも負けてしまったけど、スタンドからカズコールが聞こえたのにはちょっと泣けた。
●しかし日テレの中継、一から十まで違和感があるんだけど、その理由のひとつに気がついた。アナウンサーが「さあ、これでシュート6本目!」とか「これでコーナーキック3本目!」とか、やたらシュートやコーナーキックの本数を気にするんである。別にシュート10本打っても1点にカウントされたりはしないので、何本目かなんか教えてくれなくていい。これ、もしかして野球で「これでジャイアンツのヒットは10本目!」っていうヤツから来ちゃってる地上波民放中継様式なのか?
●「カズをニッポン代表に!」っていうのはありえない物語なんだけど、そう叫びたくなる気持ちはよくわかる。フランスW杯、カズを代表から落としたのは岡田武史現マリノス監督。あの時点、なにも日本サッカー界の功労者を落とさなくてもいいじゃないか、控えでも連れて行け、カズのためなら一人分くらいいくらでも枠を空けられるじゃないか、と思った人は多いはず。岡田監督はおそらく勝つためのもっとも合理的な選択をしたんだろう。あの頃、みんなW杯初出場で過剰なリアリズムに毒されていたんじゃないかって気もする。少なくともワタシはそう。サッカーでいちばん大事なのはリアリズムっていう誤解。本当に見たいのは夢であり伝説。ワタシらはその贖罪として、「カズをニッポン代表に!」の垂れ幕を掲げる。
●恒例、DHCのFROM 40にて「オトナのためのクラシック音楽入門」第10回掲載中。

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