February 8, 2006

「英雄の生涯」に広告枠があったら

●せっかくモーツァルト・イヤーなんだから、モーツァルトのことも書かなきゃなあ。クラシック音楽サイトなんだし。モーツァルト、すごく好きなんだから、お気に入りの曲とかディスクの話だけでも延々やってられそうな気がする……と言いながら、明後日の方向へビバ逸脱。
●昨日、フジテレビのR・シュトラウス「英雄の生涯」にCMは入っていなかったって書いてたけど、これって入れようと思えば巧妙に音楽に即した形でCMを入れることだって可能なんじゃないだろか。音楽は中断できないから、ラトルとベルリン・フィルが演奏している画面の下3分の1とかに文字やら絵のレイヤーをCGで重ねるみたいな、P.K.ディックの小説に出てきそうな光景。英雄の主題がはじまるとトヨタのレクサスが走ったりとか、独奏ヴァイオリンが「英雄の伴侶」のテーマを奏でると結婚情報サービスのCMが流れて、「戦場の英雄」で警備保障会社、「英雄の引退」で保険会社の個人年金とか葬儀屋とか。一曲聴いたら先走って人生逆追体験、バーチャル・ハッピー・リタイアメント。
爆笑問題 太田光自伝●ちなみにR・シュトラウスが自伝的交響詩「英雄の生涯」を書いたのは34歳のこと。34歳っすよ。早すぎねえか、これから人生どうなるかわかんないのに。今でいうなら、35歳で自伝を書いた爆笑問題の太田光みたいなもんか。

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