April 3, 2006

栄光ではなく挫折がフットボール・ファンを生み出す

●あたふたと慌しい日常を送り続けていたとする。あれこれ忙しい、気ぜわしい、気が抜けない。そこへ久々に何の予定もない日曜日がやってきたから一息つこう、一日ぐうたらしてやろうと思ったとする。すると! ぐうたらしすぎて昨日までの緊張感がウソのように消えテンション最弱に低まって身も心もデロデロぐにゃぐにゃ、ちゃんと月曜日から社会復帰できるんでしょうか、ああホントはワタシって怠け者だったんだ(やっぱり)……って思うことないっすか。ある。そんな日曜夜に歌います。♪あーわーびーさん、あわびさーん(←またかよ)。
●サッカーの録画をたくさん見た。ポルトvsバルセロナ、バルセロナvsレアル・マドリッド、チャンピオンズリーグ・ハイライト、Jリーグニュース、スーパーサッカー、やべっちFC。たくさん見るほど、希薄化され、つまらなくなる。
あんなに高貴なチームだったのにねえ●レアル・マドリッドはアウェイでバルセロナ相手によく戦った。疑惑のPKで失点し、ロベルト・カルロスが前半に退場したのに、ロナウドのみごとなゴールで引き分けた。でも今このチームに漂っているのは哀愁。ジダンはしばらく前から、中盤のリンクマンである。マルセイユ・ターンなんてもう見せてくれない。でもマラドーナ以来もっとも偉大な選手だったと思う。ジダンが年齢を重ね衰えていく陰で、ベッカムのクロスボールも輝きを失っている気がする。そういえば何歳だっけ。ロナウドは水平方向に巨大化しつつある。グティは冷笑している。ラウールはベンチに座っている。ロビーニョは以前のようなあどけない笑顔を見せたりしない。レアル・マドリッドのファンになるなら今がベストじゃないか。ならないけど。

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